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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2023年10月16日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | ミネルヴァ書房 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784623091157 |
| ページ数 | 500 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
はじめに
序 章 根源的福祉原理を求めて
1 探究対象
2 問題意識
3 仮説と目的
4 探究と応答──福祉哲学
5 「神のはたらき」と宗教
6 展 開
第I部 「普遍的かつ根源的なもの」への眼差し──福祉原理の哲学的基礎づけ
第1章 社会福祉学に基づく福祉原理の探究──学問論的基盤
1 根源的福祉原理を解明するための課題
2 探究の次元と領域の設定
3 科学の有用性と限界
4 宗教の必要性
5 社会福祉学に基づく福祉原理の探究
第2章 各時代の思考空間──認識論的基盤
1 根源的福祉原理の認識論的基盤を探る
2 思考空間と翻訳
3 各時代・社会における思考空間
4 根源的福祉原理の理解を可能にする思考空間
5 イスラームにおける根源的福祉原理
第3章 プラトン的世界という存在──存在論的基盤
1 「普遍的なはたらき」の実在性
2 ペンローズの世界理解
3 プラトン的世界の内容
4 形而上学的普遍と3つの世界
5 3つの世界と「時」
6 メシア的時間として到来する愛と正義(福祉原理)
7 「時」の理解が可能にするもの──根源的福祉原理である正義と愛の理解を可能とする「時」
第4章 プラトン的世界における統整的理念──現代における普遍的なものの姿
1 ポスト世俗化社会における神の言葉
2 統整的理念というプラトン的世界の「はたらき」
3 生者と死者が共存するポスト世俗化社会
第5章 プラトン的世界における対称性──存在を与える根源的なもの
1 対称性という原理
2 古代ギリシアの対称性(シンメトリア)
3 精神的世界(正義の系譜)における対称性
4 現代における対称性
5 物質的世界の根源にある対称性
6 対称性が生み出す3つの世界
第II部 形而上の次元における「正義」──秩序を与えるもの
第6章 過多と不足を調整する正義──古代ギリシア・ローマにおける正義
1 正義の系譜
2 正義の起源──ディケーとディカイオン
3 プラトン以前の哲学者が見出した正義
4 古代ローマにおける正義
第7章 徳そして社会正義──プラトンとアリストテレスの正義
1 正義の本質
2 プラトンが見出した正義
3 アリストテレスが見出した正義
第8章 レヴィナスとデリダが見出した正義──正義の系譜の極点
1 倫理の次元
2 形而上学(存在論)を超える思考
3 時間(ディアクロニー)と責め(罪)
4 レヴィナスが見出した倫理──正義の起点となるもの
5 デリダが見出した正義──脱構築としての正義
6 レヴィナスとデリダの正義
第III部 聖(霊)の次元における「愛」──統合を生み出すもの
第9章 虐げられている者を護り解放する正義──『旧約聖書』の思想から
1 『ヘブライ語聖書』における正義
2 メソポタミアにおける正義──2つの系譜の前史
3 『ヘブライ語聖書』
4 『ヘブライ語聖書』におけるツェデク・ツェダカーとミシュパート
第10章 一人ひとりを大切にする愛という「正しさ」──『新約聖書』の思想から
1 『新約聖書』における正義
2 場所論的神学から理解される『新約聖書』の思想
3 「神のはたらき」の経験──直接経験
4 『新約聖書』における「愛としての正しさ」
第11章 人格と愛──キリスト教の思想から
1 キリスト教思想が見出したもの
2 人格の形成と愛の変遷
3 理不尽で耐え難い痛み・苦しみと「神のはたらき」
4 人格と愛に基づく人間理解
第12章 キリスト教と仏教の共通点,そして,慈悲──仏教の思想から
1 キリスト教と仏教が見出した「普遍的なるもの」
2 仏教の概略
3 キリスト教と仏教の共通点
4 根源的福祉原理としての慈悲
第13章 根源的福祉原理の理論的原型──統合の始源にあるもの
1 「神のはたらき」の2つの顕れ
2 ペンローズの世界理解と2つの神学──自然神学と啓示神学
3 デヴィッド・ボームの思想
4 量子(ミクロ)の世界における場
5 場の量子論の場所論的神学への変換
第IV部 根源的福祉原理と福祉理論──非人間的なものに抗する根拠
第14章 対称性──支え合いを生み出す形式
1 根源的福祉原理の形式を求めて
2 対称性によって生まれる正義
3 黄金比という普遍的相似対称性
4 黄金比(ギリシア哲学)から神(ユダヤ・キリスト教)へ
5 「神のはたらき」→対称性→愛
血のつながりがない他者を助け支え合うという人間性(人間らしさ)を象徴する営みを「福祉」と捉え、その「福祉」を生み出す原理(福祉原理)の成立過程とその構造を分析。また分析においては、哲学・神学・宗教学の知見を応用。「支え合い」の根源となる「愛」「正義」は福祉原理の基盤であり、人間性の発露といえる「福祉」は、人類の長い歴史の中で人間が気づき育んできた歴史的必然であることを論証した一冊。

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