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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2023年10月06日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 筑摩書房 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 新書 |
| SKU | 9784480684615 |
| ページ数 | 224 |
| 判型 | 新書 |
構成数 : 1枚
はじめに
「体育ぎらい」への変なメッセージ?/これまでの体育ぎらい本との違い/「嫌い」と「好き」のあいだ
第一章 「体育ぎらい」のリアル
嫌いな教科第三位/「体育ぎらい」は昔から/二五〇〇年前のことを学ぶ意味/「体育ぎらい」をリアルに考える/なぜ「体育ぎらい」は目立つのか/「体育ぎらい」の原体験/からだの「かけがえのなさ」と「かえられなさ」/身体観=からだをどのように見ているか/健康診断と筋トレの身体観/スポーツジムやフィットネスクラブの人気/体育の敗北?/花火と踊るちびっ子/「体育ぎらい」と「運動ぎらい」/なぜ体育が嫌いになってしまうのか
第二章 体育の授業がきらい「規律と恥ずかしさ」
体育授業のイメージは「失礼シマース」?/「体育座り」のイロイロ/規律としての体育座り/整列、行進、身だしなみ/「跳び箱を跳ばなきゃダメ?」という難問/歴史をたどれば「体育=体操」だった/「なんで踊らないといけないの?」という難問/いわゆる「公開処刑」について/恥ずかしさの誕生/恥ずかしさと社会性/からだの記憶/本当は先生も恥ずかしい/恥ずかしさと他者/他者を感じるための運動
第三章 体育の先生がきらい「怖くても、ユルくても」
「先生が嫌い」と「教科が嫌い」/先生の「イメージ=像」/よく見られる残念なイメージ/怖そう││体育の先生と暴力/偉そう││生徒指導という役割/命令口調がイヤ/体育の先生は軍人的?/体育の先生はスポーツのコーチっぽい?/「君が論じている体育の先生は、男だけだよね」の衝撃と反省/ユルい体育の先生の姿/ユルい先生が「体育ぎらい」を生む?/先生の空回り、もしくは不幸なすれ違い/そもそも体育を好きにさせる必要はある?/「体育教師らしさ」の問題
第四章 運動部がきらい「体育教師らしさの故郷」
体育の先生と運動部活動/「体育教師らしさ」と運動部の関係/体育の先生は部活が好き/「部活=運動部」というイメージの強さ/帰宅部ってなんやねん!/運動部に所属しているか否か、それが問題だ?/「運動部が嫌い」を分けてみる/運動部じゃないけど運動部が嫌い/運動部活動と暴力の問題/生徒をコントロールしているという錯覚/「専門バカ」の「体育ぎらい」/体育の授業はレベルの低い運動部なのか/運動部活動と体育の授業は関係ない/運動部の価値は、やってもやらなくてもよいこと/部活をやめて体育の先生になる/運動部活動と体育授業の共通点
第五章 スポーツがきらい「残酷で、すばらしい文化」
スポーツは気晴らしである?/スポーツ、この残酷なるもの/「Bちゃんがチームにいたら勝てない」/競争しなきゃダメなのか/プロ選手から考える/ドッヂボールは野蛮?/ゲームの内と外/スポーツで何が育つのか/スポーツは人を育てる……とは限らない/スポーツは一つの文化(でしかない)/体育はスポーツなのか/オリンピックってみんなに必要?/スポーツの「非社会的な魅力」/そもそも体育とスポーツは関係ない/生涯スポーツと言われても……/でもやっぱりやらなきゃ始まらない
第六章 そもそも運動がきらい「だからこそ、からだに還る」
「外で遊びなさい」=「運動しなさい」/健康やダイエットのための運動?/ちょっと待った、そもそも「運動」とは/「運動=スポーツ」という幻想/「歩く」は難しくてスゴイこと/文字を書きボー...
ボールが怖い、失敗すると怒られるなどの理由で嫌われがちな体育だが、強さや速さよりも重要なことがある。「嫌い」を哲学で解きほぐせば、体育の本質が見える。

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