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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2023年10月04日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 草思社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 文庫 |
| SKU | 9784794226846 |
| ページ数 | 272 |
| 判型 | 文庫 |
構成数 : 1枚
序章 なぜ本を踏んではいけないのか
第一章 なぜ本は存在するのか
人間は本で何を残そうとしてきたか
「書き写さなければ」という衝動─写本
本を読むことが生きるエネルギー
命がけでもたらされた本
命がけで書かれた本
本は危険なものとして恐れられた─焚書坑儒
一冊の本がルネサンスを生んだ
本の大衆化と啓蒙
この人でなければ書けなかった本
貴重な記録を書き残す
本には魂が込められている
時代を超えた精神の継承
世界を変える力を持った本
著者と読み手の人格の出合い
肉声を本にとどめる
紙の書籍と電子書籍
書物の普及と向学心
先人の思考の上に立って思考する
本は一滴の油のように広がる
鎖でつながれた本
図書館とインターネット空間
第二章 本を味わい尽くすには
「一期一会」読書
自分を本にかかわらせる─線引き、付箋、書き込み
素読─言葉のリズムや呼吸を身体に入れる
音読─著者の声を味わう
生きたかたちで読む
身体で読む
熱量を味わう
著者に私淑する
引用ができてこその読書
アウトプット読書─読んだ本の話を人に語る
行きつもどりつ読書
本について語らう
勝手にチョイス読書
身読と味読
本と本を結びつけて考える
全集の通読
第三章 人格読書法で得られる境地とは
本に救われる
苦境を支える
通説を疑う
教養を身につける
人生を学ぶ
他人の人生を追体験する
生き方の価値観を考え直す
向上心を支える
生きた言葉を吸収する
イマジネーションを育てる
「知的筋力」を鍛える
第四章 齋藤流読書案内
私の読書体験─『復活』
子どもたちの宝─『ああ玉杯に花うけて』
ありのままを書く─『綴方教室』
文語文を読む─『通俗書簡文』
七世代の物語─『百年の孤独』
最も偉大で最ももの悲しい物語─『ドン・キホーテ』
偉人伝を読む
芋づる式に読む─『レーニン全集』
情緒に癒やされる─『古典落語』
縁で読む─『宝島』
アダム・スミスの別の側面─『道徳感情論』
祝祭空間─プラトン『饗宴』
時を超えて─『闘戦経』
奔流─太宰治『燈籠』、湊かなえ『告白』
言文一致─『怪談牡丹燈籠』
本の形─単行本と文庫本、初版本と復刻本
おわりに
【付】とりわけ踏んではいけない本155
本はぞんざいに扱っていいのか。たんなる情報のツールなのか。
紙の本は電子書籍全盛時代にはもう遅れたメディアなのか。
何千年来伝わって来た人類の記録や叡智は「本」という形で運ばれた。
「論語」や「聖書」「ソクラテスの弁明」も「仏典」も、実は師が弟子に伝える言葉であった。
教えを乞う弟子が師への敬意をもって読まなければ、何も伝わらないのだ。
本を著者の人格ととらえ、そこから読書の効用を説く、齋藤先生独自の読書論。
<目次より>
序章 なぜ本を踏んではいけないのか
第一章 なぜ本は存在するのか
第二章 本を味わい尽くすには
第三章 人格読書法で得られる境地とは
第四章 齋藤流読書案内
おわりに
【付】とりわけ踏んではいけない本155

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