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構成数 : 1
【書評1】
京都大学はいわずと知れた臓器移植のメッカである.特に肝・腎・肺の移植実施数は群を抜いており,蓄積された経験は膨大であろう.
本書は移植の歴史から始まり,臓器共通のトピック[ヒト白血球抗原(HLA),拒絶,免疫抑制法,感染症など]が続く.いずれも基本的知見をふまえたうえで,肝・腎・肺それぞれでどう違うのかが述べられており,非常にわかりやすい.移植学だけではなく,病理学,精神医学,コーディネーター,リハビリテーション,栄養管理など,移植を支える他領域にもしっかり目配りしてある.また,各論のほうはまさに京大方式の集大成である.膨大な経験に支えられ,論文や学会発表などでは触れられないようなちょっとしたコツや盲点も記載されているのは素晴らしい.現実の移植医療は教科書的な典型的経過をたどることはめったにないといってよく,実際に現場で役に立つのはこういったちょっとしたコツや盲点なのである.
本書のタイトルには「肝・腎・肺移植」と書かれているが,膵・膵島・小腸の移植にも十分紙面が割かれており,心移植以外,ほぼすべての臓器移植が網羅されているといっても過言ではないだろう.
コロナ禍が明け,最近わが国では脳死移植症例が急増している.これまで実施数では欧米や韓国から取り残されてしまっているが,今後は移植が日常臨床としてごくふつうに実施されるようになり,移植専門家でなくても移植の基本知識が必要とされる日は近いと思われる(期待を込めて).本書は,移植を専門とする者にとってはバイブルであり,非専門家にとっては必要な知識を1冊で簡単に入手できる優れものである.
臨床雑誌外科86巻1号(2024年1月号)より転載
評者●[東京大学肝胆膵外科・人工臓器移植外科教授・長谷川 潔]
【書評2】
「京大式」である.「○○マニュアル」という書名に施設名が入っているのは時折みかけるようになってきたが,臓器移植のマニュアルで施設名をみることは本邦ではまれである.京都大学の矜持の高さを感じる.一方,タイトルに心臓が入っていないことに皆,一瞬戸惑うと思う.これは,京都大学病院が心臓移植に手をあげていないということによるのであるが,これも京都大学が醸し出す校風というか,リベラルというか個人主義の伝統の上にあるものであろうと,歴史にまで感じ入ってしまうのである.通常,地域の拠点大学,いわゆる昔の帝大などでは,全臓器で移植実施施設になろうと院内で体制を組むような働きかけがなされるものであるが,京都大学にはそういうところがない.近くに大阪大学や京都府立医科大学があるので,地域医療における使命をほかの大学ほどは感じずに学問に専念できるからであろうか,京都大学のおかれた特殊な立場に想いを馳せてしまう.タイトルだけでこれだけ妄想をかき立てられる本もないと思う.
内容の配分は,臓器移植の総論が40%,肝臓が30%,腎臓と肺がそれぞれ15%ずつの配分となっている.本誌の読者で本書を手にとる者は肺移植施設の者か,これから肺移植を勉強しようとしている者であろうが,購入して読む価値はかなりあると思う.何より,肺以外の肝臓,腎臓移植ではどうなのかが同時にわかるのである.肺移植をしている者は,肺のことはだいたいわかっていても,肝臓ではどうなの? 腎臓ではどうなの? ということに関してup-to-da...
肝・腎・肺,および膵・膵島移植,小腸移植において京都大学で確立・実践されている移植医療の精髄をまとめた.移植医療に携わる医師,移植コーディネーターをはじめ移植前から長期外来管理まで協同して患者をサポートするメディカルスタッフやソーシャルワーカーまで,多領域・多職種にとって必要な幅広い知識を網羅し共通理解の助けとなる実践書である.
【目次】
総論
1.臓器移植の歴史
2.HLAタイピング,HLA抗体,リンパ球クロスマッチ
3.細胞性拒絶と液性拒絶
4.免疫抑制薬の種類と免疫抑制療法
5.臓器移植と感染症
6.臓器移植と精神医学的評価
7.臓器移植と麻酔
8.慢性拒絶反応
9.臓器移植と病理
10.ABO不適合移植
11.移植医療における移植コーディネーターの役割
12.脳死移植,心停止後移植,生体移植
13.脳死(心停止)移植におけるコーディネーターの役割
14.脳死ドナーからの臓器摘出
15.臓器保存
16.長期外来管理の注意点
17.臓器移植前後のリハビリテーション
18.臓器移植と栄養管理
各論 1腎移植(生体・献腎)
1.適応
2.アロケーションシステム
3.手術
4.術後管理
5.小児
6.成績(移植腎機能廃絶を含む)
各論 2肝移植(生体・脳死)および膵・膵島移植,小腸移植
1.適応
2.アロケーションシステム
3.手術
4.術後管理
5.小児
6.成績
7.膵・膵島移植
8.小腸移植
各論 3肺移植(生体・脳死)
1.適応
2.アロケーションシステム
3.手術
4.術後管理
5.小児
6.成績
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2023年09月28日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 南江堂 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784524204953 |
| ページ数 | 328 |
| 判型 | B5 |

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