ベーシック・チャンネルのモーリッツオ、本名での初ソロ・アルバム!声楽と電子音楽による現代音楽作品
ベーシック・チャンネル、リズム&サウンド、トーマス・フェルマンとの3MBから、ノイエドイチェ・ヴェレのパレ・シャンブルグ元メンバー。そしてカール・クレイグとのコラボや自らが率いるバンドであるモーリッツ・フォン・オズワルド・トリオでの作品など、ドイツはもとより、テクノ、ひいてはエレクトロニック・ミュージックの拡張を果たしてきた偉大なる音楽家、モーリッツ・フォン・オズワルド!!!
本人名義では初となるソロ・アルバム「SILENCIO」をベルリンの名門テクノ・レーベルであるTRESOR RECORDSから発表!!!
長年インスピレーションを受けてきたヤニス・クセナキス、エドガルド・ヴァレーズ、ジェルジ・リゲティの作品をさらに発展させ、ヴォーカルコンソート ベルリン(Vocalconsort Berlin)と協力。光と幻想と闇の不協和音を行き来するポスト・エレクトロニカ・作品を仕上げた。
ベルリンにあるモーリッツのスタジオで、EMS VCS3 & AKS、Prophet V、Oberheim 4-Voice、Moog Model 15などのクラシックなシンセサイザーを使用し作曲。フィンランドの作曲家兼ピアニストであるヤルコ・リーヒマキ(Jarkko Riihimaki)によって合唱団用の楽譜に転写、オルベルク教会で演奏されている(名門マスタリングスタジオとして名高いD&MことDubplates & Masteringや名店Hard Waxがオープンした場所から極近所であるクロイツベルク地区にある)。
30年以上に渡るモーリッツ・フォン・オズワルドとTRESORの関係がもたらした新たな有機的反応は、世界の電子音楽愛好家はもとより他ジャンルを志向するリスナーも惹きつけることになるだろう。
発売・販売元 提供資料(2023/10/25)
エレクトロニック・ミュージック史に偉大な足跡を残してきたモーリッツ・フォン・オズワルドのソロ・アルバム。リゲティ・ジェルジュやオリヴィエ・メシアンあたりの現代音楽を彷彿させる電子音は精巧。耽美的音像は艶やかさを醸しながら、聴き手の耳を蕩けさせる。テクノを筆頭に、さまざまなジャンルに影響を与え続けている創造力は衰え知らずだ。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.481(2023年12月25日発行号)掲載)