スウェーデン出身のジャズ・ピアニスト/作曲家、ヤコブ・カールソン。ジャズだけでなく、クラシックやスカンジナビアのフォーク・ミュージックやフューチャー・ファンク、ドゥーム・メタルなど、さまざまな影響を融合させ、独創的なスタイルを生み出している彼が長く暗い冬から生まれた静かで内省的、しかし深く感情を揺さぶるウインター・アルバム『WINTER STORIES』完成。アナログLPも同時発売!!
スウェーデン出身のジャズ・ピアニスト/作曲家、ヤコブ・カールソン。ジャズだけでなく、クラシックやスカンジナビアのフォーク・ミュージックやフューチャー・ファンク、ドゥーム・メタルなど、さまざまな影響を融合させ、独創的なスタイルを生み出している彼は1992年のデビュー以来、地元スウェーデンのジャンゴドール賞をはじめ、数々の国際的な栄誉と賞賛を受けてきた。ソロ作品の他、文豪トルストイの玄孫である歌手ヴィクトリア・トルストイとのコラボレーションや2022年の『Wanderlust』のようなトリオ・アルバムなど多面的な作品をリリースしてきた彼が新たなるアルバムをリリースする。
最新アルバム『WINTER STORIES』はそのタイトルが示す通り、冬を表現した様々なサウンドスケープを1つに集めた作品である。カールソンとラース・ニールソン(アヴィシャイ・コーエン等)がプロデュースを手掛けた『WINTER STORIES』は、イェテボリの南にあるラース・ニールソンのスタジオ、NILENTO STUDIOでミックスされた。本作でカールソンは自身の想像力とスタンウェイDグランド・ピアノを駆使してスカンジナビアの冬の厳しい寒さを見事に表現し、その毅然とした自然主義的アプローチと印象的なダイナミックレンジは、孤独、瞑想、憂鬱に満ちたこのエモーショナルな時期を見事に捉えている。アルバムには「きよしこの夜 」やブルガリアの 「Bel Veter Due 」、「The First Noel」など冬やクリスマス・シーズンを象徴するスタンダード・ナンバーやトラディショナル・ナンバーの他、カールソンのオリジナルとなる「Winterballad」、さらにテイラー・スウィフトの物悲しいバラード 「Evermore 」のカヴァーなど、冬をイメージした楽曲が並んでいる。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2024/10/18)
アルバムからの先行シングルとなるのはスウェーデンの作曲家カール・ベルティル・アグネスティグの「The Night Is Dark (Sa mork ar natten i midvintertid)」。カールソン曰く、この曲はクリスマスと長い冬の季節の始まりを記念する聖ルチア祭に演奏される伝統的なスタンダード曲であるという。
「このアルバムでは、よくあるクリスマス・アルバムではなく、より冬という季節を全面に出した感じでバランスを取りたかったんだ」と彼は本作について語る。 「これらの曲に自分なりの解釈を加え、自分なりの気概を少し加えることが重要だった。このアルバムでやりたかったことは、日々の苦労やクリスマスにまつわるストレスから解放され、ある種の休息を受け入れることをテーマにしたものを作りたかった。この作品全体に対する私のアプローチは、さまざまな伝統があり、さまざまな食べ物があり、さまざまな考え方があるという事実だけだった。しかし、多くの人々にとっては、クリスマスは特定のものを買う余裕がなかったり、クリスマスを一緒に過ごす相手がいなかったりすることに関係する時期なのだ。このアルバムは、共感、愛、連帯を示すことにもっと焦点を当て、人々が生活の中で起こっている他のどんなことの合間にも、少し考えることができるような場所を作りたかったんだ」
長く暗い冬があるスウェーデン出身のカールソンならではの静かで内省的、しかし深く感情を揺さぶるウインター・アルバムがここに誕生した。このアルバムがあれば長く寒い冬も悪くないかもしれない。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2024/10/18)