ホールジーやフィービー・ブリジャーズを手掛けるアンドリュー・ウェルズがプロデュース、名手デイヴ・フリッドマンがミックスを手掛けた通算6作目。彼ららしいポスト・パンク風のメランコリックなUKロックを奏でつつ、どことなくポジティヴなムードも漂う。ジャスティン・ヤングのヴォーカルもいままで以上に伸びやかで、過去最高にポップな作品と言っていい。
bounce (C)赤瀧洋二

元The Coralのギタリスト/最近はプロデューサーとして大きな活躍をみせるSSW、Bill Ryder-Jonesの約5年ぶりの5枚目のアルバム。タイトルはウェールズ語で「健康」と言う意味で、素朴で穏やかなフォークミュージックは私たちを包んでくれるかのような温かくクラシカル。アルバム全体を通してストリングス、子どもたちのコーラス、ピアノ等のバランスが素晴らしい...!彼が幼少期に過ごしたウェールズへの愛と、繊細なサウンドエスケープが共存する心に沁みる1枚。早くも今年のインディーシーンで聴き逃せない作品のリリースです。
intoxicate (C)石田真生