映画音楽界の実力者ジョエル・グッドマンが描く緻密かつ壮大な一作!ダニー・マッキャスリン、エリック・ハーランドをはじめ、超豪華メンバー集結!自由な空間でソロも大炸裂! (C)RS
JMD(2023/09/15)
映画音楽界の実力者ジョエル・グッドマンが描く緻密かつ壮大な一作!
ダニー・マッキャスリン、エリック・ハーランドをはじめ、超豪華メンバー集結!自由な空間でソロも大炸裂!
150作を超える映画、TVの音楽を手がけ、エミー賞も受賞する作曲家ジョエル・グッドマン。
そのジョエルが、現代のジャズ・シーンで活躍する超豪華メンバーを招き、緻密かつ、エモーショナルなソロもフィーチャーした作品を創り上げた!スタートは2021年5月。アルバムのスケッチを描き出したジョエルは、当初、作品を特別意識したわけでもなく、思い浮かんだものを演奏していったが、そこからの進行は速かった。古くからの友人、ジョー・マーディンを共同プロデューサーに迎えることが決まると、数日以内に全曲を書き上げてしまったという。その後、数々の経験も活かして、的確なメンバーを選出。ダニー・マッキャスリン、エリック・ハーランドを全曲に招くほか、ランディ・ブレッカー、アダム・ロジャース、ベースにはスコット・コリーとジョン・パティトゥッチと、豪華な布陣。9月、NYパワー・ステーションで録音した。
特筆すべきは、劇的なコンポジションと共に、"メンバーへ与えた自由な空間"と"リハなし"で取り組んだ即興性高い録音にある。エリック・ハーランドの譜面には特別な指示を加えず、自由なグルーヴを生み出したほか、フロントの即興パートも大きく、エッジの効いたエモーショナルな演奏が炸裂。またオープニングのブライアン・ヤンガーの起用も見事としか言いようがない。
映像と共にストーリー性豊かな音楽を生み出してきたアーティストによるコンテンポラリー・ジャズ傑作の完成だ。
発売・販売元 提供資料(2023/09/14)
映画音楽の作曲家として知られるジョエル・グッドマンがダニー・マッキャスリン、エリック・ハーランドなどNYシーンの実力者たちと作り上げた異色のコンテンポラリー・ジャズ・アルバム。リハなしで録音に臨んだことで、実力派ミュージシャンたちの個性を最大限活かしつつ、即興性の高いソロパートでの盛り上がりに胸がアツくなる。特にM4"Rumi and the Whirling Dervish"での鬼気迫るドラミングは圧巻の一言!映画音楽を思わせるドラマティックな場面展開と、ジャズの即興性が見事にブレンドした1枚だ。
intoxicate (C)栗原隆行
タワーレコード(vol.166(2023年10月10日発行号)掲載)