20年以上にわたるキャリアを持つロングアイランド出身のオルタナティヴ・ロック・バンドて、テイキング・バック・サンデイの7年ぶりの新譜、8枚目のアルバムが登場。
最高の誠意、欲望、つながりで響き渡る音楽を中心に、大規模で熱心なファンベースを培ってきており、マルチ・プラチナム・セールスを記録。バンドはパンクの硬直した型にはまることなく、成熟したソングクラフトとポップ・センスをもたらし、バンドを新たな高みへと導きながら、このジャンルの輪郭を広げることに貢献し、その過程で、ザ・キラーズ、キングス・オブ・レオン、マイ・ケミカル・ロマンス、パラモアなどのアーティストに活力を与えた。
そして今、彼らは(ジョン・ノーラン(リード・ギター、ピアノ、ヴォーカル)、アダム・ラザラ(リード・ヴォーカル)、ショーン・クーパー(ベース)、マーク・オコネル(ドラムス))は、2016年の『Tidal Wave』以来となる新曲集『152』を携えて帰ってきた。
『152』(友人グループの人気の待ち合わせ場所となったノースカロライナ州シャーロットのオフランプにちなんで名付けられた)は、トゥシャール・アプテ(著名なDJスティーヴ・アオキとの相互コラボレーションを通じてバンドが出会った)がプロデュースし、ニール・アヴロン(トゥエンティ・ワン・パイロッツ、ブリーチャーズ、サラ・ベアリーズ)がミックスした。本作はオルタナティヴ・ロックの真髄を体現するバンドが、再びその天才的なパワーの頂点に立った、心をつかむ自信に満ちた宣言である。
限定盤Bone Colored LPもリリース。
発売・販売元 提供資料(2023/09/13)
USエモのヴェテランによる8作目は、ニッキー・ミナージュらを手掛けたトゥシャール・アプテがプロデュース。タイトルはメンバーが10代の頃に出会った道路の名前から付けられたそう。内容的には3分前後のコンパクトな曲調が並び、胸のすくグッド・メロディーの連続で卓越したソングライティングの能力を発揮。喜怒哀楽のグラデーションを巧みに落とし込んだ表現力も流石。
bounce (C)荒金良介
タワーレコード(vol.480(2023年11月25日発行号)掲載)