アメリカらしい誠実な音楽を届ける使命を胸に、今日もザックは歌い続ける。
2022年発表のメジャー・デビュー・アルバム『AMERICAN HEARTBREAK』で一躍大ブレイクを果たしたオクラホマのシンガー・ソングライター/プロデューサー、ザック・ブライアン。
ケイシー・マスグレイヴスやザ・ルミニアーズとのコラボレーションもフィーチャーした率直で心揺さぶるストーリーテリングが光る最新作『ZACH BRYAN』発売!
オクラホマから登場したシンガー・ソングライター/プロデューサー、ザック・ブライアン。2022年発表のメジャー・デビュー・アルバム『AMERICAN HEARTBREAK』が米ビルボード200アルバム・チャートで初登場5位、同カントリー・アルバム・チャート、ロック・アルバム・チャート、フォーク・アルバム・チャートで1位を飾り、一躍注目のアーティストとなった彼が、新たなスタジオ・アルバムを完成させた。配信で一足先に8月末に発売されたセルフ・タイトル・アルバム『ZACH BRYAN』が、CDとアナログLPでも発売となる。
米海軍に従事していた家族のものに沖縄で生まれ、オクラホマで育ったザック・ブライアン。10代の頃から曲作りをしていたという彼は、海軍に入隊してからも趣味として音楽活動を続けていた彼は、2017年頃からYouTubeに自身の楽曲をアップロードするようになり、自主製作でアルバムをリリースし、また2019年頃からライヴ活動も行うようになった。2021年カントリー・ミュージックの本拠地、『グランド・オール・オプリ』でデビューを果たした彼はその年にWarner Recordsと契約を結ぶのであった。そのWarner Recordsからリリースしたメジャー・デビュー・アルバム『AMERICAN HEARTBREAK』からのシングル「Something In The Orange」が米ビルボードHOT100の10位に入り、5xプラチナ・シングルにも認定されただけでなく、グラミー賞にもノミネートされ、アルバムも各メディアの"2022年のベスト・アルバム"リストに選出されたのだった。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2023/09/01)
その大ブレイク作に続く最新作『ZACH BRYAN』。アルバムに収録されている16曲は、オクラホマで育ったザック自身のルーツや、彼の広大で多様な音楽的、そして文学的影響が合流した作品だと言えるだろう。ザックがすべての曲を作り、またプロデュースを手掛けた本作は、作り手から世界中のリスナーの心に直接届けられた、生々しく、また一切のフィルターも通さずに綴られたメッセージでもあるのだ。アルバムからは数曲ライヴやSNSを通じて披露されており、既にファンの心を掴んでいるものもある。その中の1つがエネルギッシュなアンセム「Overtime」であり、ライヴではコーラスの大合唱になっているという。
また『ZACH BRYAN』には、ザ・ルミニアーズとのコラボレーションとなる「Spotless」も収録されており、同曲ではザックとザ・ルミニアーズのフロントマン、ウェスリー・シュルツの息の合ったヴォーカルを聞くことができる。さらにカントリー・スーパースター、ケイシー・マスグレイヴスとのデュエット「I Remember Everything」、さらにシエラ・フェレルをフィーチャーした「Holy Roller」、そしてザ・ウォー・アンド・トリーティとの「Hey Driver」など様々なコラボレーションが収録されている。この他、ザックの率直で共感性の高い巧みなストーリーテリングが光る「El Dorado」や「Tourniquet」、そしてアルバムを締めくくる「Oklahoman Son」などが収められている。
ニュー・アルバムの発売だけでなく、2024年のツアー日程も発表しているザック・ブライアン。彼は自身の作品とライヴを通し、流行やジャンルにとらわれることなく、アメリカらしい誠実な音楽を届けるという約束を実行に移すのだ。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2023/09/01)
Zach Bryan begins his eponymous album -- the one he delivered a little over a year after American Heartbreak, his sprawling major-label debut -- by reciting a poem, a move that suggests that despite his elevation to the upper ranks of country stars, hes still the same old Zach Bryan: a singer/songwriter who prizes the cadence of the words more than the sway of melody. Filled with hushed, weary meditations about the ways of this world, Zach Bryan generally proves this assertion true. Bryan does demand that his audience lean into the songs to discern their meaning; he gives a hint of a hook, enough to coax a second listen to unpack all the sorrows racing around in his head. Over the course of a triple album, this approach gets monochromatic, but Zach Bryan is tighter than American Heartbreak not only holistically but in its individual parts. The midnight ramblings are sharpened lyrically and melodically to the point that each guest -- the War and Treaty, Sierra Ferrell, and Kacey Musgraves, who helped "I Remember Everything" race to number one -- feels welcome. Bryan is indeed getting outside of his head here. That said, Zach Bryan retains a certain sameness: hes working variations of a grey scale, not painting with a full palette, and the variations on a theme can get a little dull by the end of the proceedings. ~ Stephen Thomas Erlewine
Rovi
USカントリーを代表するシンガー・ソングライターの4作目は全米No.1ヒットに加え、グラミーの〈最優秀カントリー〉部門にノミネートされたことも話題ながら、カントリー風味のアメリカン・ロックとして楽しむのが正しい聴き方だろう。黄昏れた味わいのなかで、ブライアンは語りかけるような歌から熱唱まで、ヴォーカリストとしての力量を存分にアピールしている。バラードの"I Remember Everything"をデュエットしたケイシー・マスグレイヴス他、豪華ゲストが参加。ルミニアーズと共作・共演したフォーキーな"Spotless"は、まさにルミニアーズ風というところが聴きどころだ。
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.481(2023年12月25日発行号)掲載)