東京のインディー・バンド、moscow clubの2015年作2ndアルバム『outfit of the day』がレコード化!
東京の4人組バンド、moscow club(モスクワ・クラブ)は、2010年代前半に東京のインディー・ロック・シーンから登場したグループの中で、最も時代の先端を行くグループであった。インターネットを音楽共有の手段としていち早く採用し、同時にジャンルへの雑食的なアプローチも見せた彼らは、国内外のクリエイターたちの活動方法に変化をもたらすきっかけとなった。
fastcut recordsからリリースされた『outfit of the day』は、構想から完成まで約1年半の長い期間準備した作品となります。この秋、本作がレコードで再発され、新しい世代のリスナーは、この10年間で最も素晴らしい日本のインディー・ポップ・コレクションのひとつを、その素晴らしさとともに聴くことができる。
当時SNSなどで流行していたハッシュタグ「#outfitoftheday (#ootd)」をインスピレーションに、彼らのキャリアの中で最も甘く、最もアンニュイな曲を書き上げた。
スウェーデンのバンド、Alpaca SportsのAmanda Akermanが「CELINE」に、カナダのデュオ、You'll Never Get To HeavenのAlice Hansenがエレガントなピアノ・バックの「CARVEN」にゲスト参加している。
本作がmoscow clubのラスト・アルバムとなったが、グループにとって芸術的に最高傑作であることが証明されたアルバムとなっている。10年近く経った今でも、この作品は2010年代の日本のインディー・ポップ・シーンの逸品として輝き続けている。
text by Patrick St. Michel
発売・販売元 提供資料(2023/10/25)
bandcampを足掛かりに国内外の注目を得てきた、ミツメの大竹雅生らによる4人組バンドの新作。プリファブ・スプラウトを想起させるネオアコ直系の瑞々しいアンサンブルを軸に据えつつ、ひんやりしたシンセ・ファンクなど、いわゆるインターネット・ミュージックのニュアンスを滲ませたサウンドがクールに響く。何よりも磨き抜かれたメロディー揃いという1点だけで、エクスキューズなしの傑作と断言できるでしょう。
bounce (C)澤田大輔
タワーレコード(vol.383(2015年9月25日発行号)掲載)