フォーマット |
UHQCD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2023年10月13日 |
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規格品番 |
EPITA042 |
レーベル |
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SKU |
4909346312340 |
intoxicate (C)雨海秀和
フルトヴェングラー最後の第九、エピタグラフから鮮明な音質CD登場!
『ベートーヴェンの第九を彼みたいにやった人はいない。そうして50年たった今、これまでお前の聴いたものの中で一番第九らしい第九の演奏は?と聞かれたら、やっぱり私はあの年(54年)バイロイトで聞いた第九をあげるだろう。』~2003年9月17日 朝日新聞『吉田秀和 音楽展望』
『私が彼から受けた最も深刻な感銘は・・・これも前に書いたことだが・・・バイロイトできいたベートーヴェンの第9交響曲の演奏から来たものである。あれは本当にすごかった。その後、私も「第9」を何回、何十回きいたか知れないが、あの時以上の「第9」は、ついに、きいたことがない。フルトヴェングラーにとって「第9」はあらゆる交響音楽の王者、至高究極の作品だったように、私にも、あの「第9」はあらゆる管弦楽演奏会の経験の王者だった。』~吉田秀和著 レコード芸術・別冊「フルトヴェングラー」音楽之友社1984年刊
『フルトヴェングラーは、その後、ザルツブルクで「ドン・ジョヴァンニ」と「フライシュッツ」を、バイロイトで「第9」をきいた。ことに「第9」は感心した。第3楽章がよかった。第4楽章の歓喜の主題がバスで出た時はずいぶん遅く、それが反復されるたびにだんだん速くなり、次第に盛り上がっていって、合唱にもってゆくところは、なんともめざましいばかりだった。』~吉田秀和著「音楽紀行」新潮社1957年刊
(1/2)
キングインターナショナル
今回の音源=アセテート盤について今回の音源はエピタグラフがアメリカの知人を経由して入手したアセテート盤からの復刻テープをデジタル・トランスファーしたもの。経年変化で磁気劣化が避けられないアナログテープに比べ、記録保存用に当時最適であったアセテート盤が50年代後半にアメリカで作られ、この知人は個人的に保有していたとのこと。51年のバイロイト、54年のルツェルンのときと違い、EMIの録音スタッフはこの日の収録には関与しておりません。録音状態は万全ではなく、アセテート盤の復刻やアナログテープへのコピーに伴うスクラッチ・ノイズやテープヒス、さらにはオリジナル・テープ収録の際にテープデッキの不具合で生じたと思われるワウ・フラッター(微妙なテンポの揺れ)も数か所に散見されますが、スクラッチ・ノイズの軽減化と第1楽章のピッチ修正以外はあえて手を加えておりません。ORFEO盤のライナーノーツによると使用した素材テープには「強烈な雑音やそれに被さっている変調雑音、目立つハム音、歪み、バリバリ音、短い音飛び」があったようですが、そこまでの不良箇所は認められませんでした。なお、このCDにはORFEO盤には含まれていない終了後の拍手の音(一瞬)も収録しています。
フルトヴェングラー最後の咆哮ともいうべき54年バイロイトの第九最晩年にもかかわらず、熱気と覇気を充分にみなぎらせ、最後まで緊張感を持って、圧倒的な迫力で壮絶なクライマックスに導いています。随所に見せるティンパニの強烈連打、終結部における急激なテンポ変動、火のように燃える激しさ、燃焼度は51年盤(リハーサルでなく本番での演奏)をも凌ぎ、枯淡の境地を見せている「ルツェルンの第九」にはないところです。
(2/2)
キングインターナショナル
構成数 | 1枚
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125 ≪合唱≫
【演奏】
グレ・ブロウエンスタイン(ソプラノ)
イーラ・マラニウク(アルト)
ヴォルフガンク・ヴィントガッセン(テノール)
ルートヴィヒ・ウェーバー(バス)
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
【録音】
1954年8月9日、バイロイト祝祭劇場(ライヴ)
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1.[UHQCD]
きょうタワレコから届いたフルトヴェングラー・バイロイト1954の第九。聴いていて涙が出る。音が悪いからではない。この音ならフルトヴェングラーが何を伝えようとしているかがはっきり分かるからである。
確かに録音はよいに越したことはない。しかし音楽は「こころの耳」で聴くものであることもまた確かな真実である。
思えば私がはじめてフルトヴェングラーのバイロイト1951の第九を聴いたのは、ラジオのAM放送であった。それも番組の時間の関係で1楽章ずつだった。解説は藁科雅美氏だった。そして我を忘れるほど感動した。雑音だらけのラジオの音と今回のアセテート盤と比べたらどちらが音がいいのか。
もう1度言う。録音はいい方がいい。でもひとは「こころの耳」でも聴くのだ。
フルトヴェングラーの創り出す音は不思議なものだ。それはあらゆる困難を乗り越えて我々のこころに届くー間違いなく「こころの音」だ。
フルトヴェングラーは「感動はひととひととのあいだにある」と言った。「こころの音」はひととひととの間をつなぐものだ。
そういうことをこのアセテート盤は思い起こさせ教えてくれる。
最近はフルトヴェングラーのCDも熱心に聞かないし、詳しくもない。高校生の時ルツェルンの第九のLPが出て、演奏は良いように聞こえるが、録音はひどい。と一般人が批評していた。今では最高の音質で聞ける。この演奏だって、いつ良質の音源が見つかるかわからない。マニアの方はあまり良くない音でも、存在してあれやこれやと言っているのが楽しいのでしょう。それにしても音源はこの頃テープの代金が高すぎるので、放送会社でもどんどん上書きして貴重な音源が消えていきました。コンセルトヘボウのクレンペラーの今残る音源は、素人の熱心な方、それも当時の最高の機器でラジオ放送の録音、ホールでの盗み録りで残ったものだそうです。ケチをつけるのは簡単ですが、個人レベルで音を残して頂いた事には私は大いに感謝しています。買う買わないは個人の自由。ハンドルネームを何回も代えて、ケチをつけるのは異常としか思えない。IPアドレス皆同じ!!
音の悪さは鑑賞以前のレベルです。お金を払って購入する商品ではありません。
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