Maverick Years

今年でその活動に終止符を打つ、シアトルが生んだ伝説的ロック・バンド、キャンドルボックス。
6月から始まった「Long Goodbye」ツアー、そして8月にはラスト・アルバムのリリースも予定されている彼らから、キャリアの出発点となるMaverickレーベルからリリースされた、90年代を代表する初期の傑作3枚の最新リマスター音源や当時の貴重なデモ音源といった多数の未発表音源を収録した、7枚組アナログ・ボックス・セットが届けられる!

今年でその活動に終止符を打つシアトルの伝説的ロック・バンド、キャンドルボックスが、永遠に刻まれるフィナーレを迎えるべく動き出した。6月より"The Long Goodbye Tour 2023"と名付けられたファイナル・ツアーを開催、8月末にはファイナル・アルバム『THE LONG GOODBYE』のリリースが予定されているのだ。そしてこの度、彼らが90年代にマーヴェリックからリリースしたキャンドルボックスの初期スタジオ・アルバム3枚と、十数曲に及ぶ未発表音源を収録した7枚組アナログ・ボックス・セット『THE MAVERICK YEARS』がリリースされることとなった。(1/2)

アナログ盤限定となる『THE MAVERICK YEARS』と名付けられたこのボックス・セットは、1993年に記念すべきデビュー・アルバム『CANDLEBOX』、1995年の『LUCY』、そして1998年の『HAPPY PILLS』の3枚の最新リマスター音源を収録した2枚組アナログ盤に加え、未発表のアウトテイクやデモ音源などを収録したボーナス・アナログを加えた7枚のアナログで構成されている。アルバム『CANDLEBOX』と『LUCH』は、北米では今回が初のアナログ盤でのリリースとなり、『HAPPY PILLS』に関しては全世界で初のアナログ盤でのリリースとなる。また、今作に収録されている未発表音源は、このコレクションでしか聴くことのできない貴重なトラックとなる。

バンドのドラマチックな成功を捉えた一大クロニクル的作品ともいえるこの『THE MAVERICK YEARS』は、今年でリリース30周年を迎え、4xプラチナム・ディスクを獲得しスマッシュ・ヒット・アルバムとなった衝撃的なセルフ・タイトル・デビュー・アルバム『CANDLEBOX』で幕を開ける。今作からは「Far Behind」や「You」、そして「Cover Me」といったヒット・シングルが生まれ、全米アルバム・チャート最高7位を記録、同チャートに100週以上にわたりチャート・インし続けた。今回、このオリジナル・アルバムに「Sorry I Let You Down」と、「10,000 Horses」のデモ音源という2曲の位発表ボーナス・トラックを追加収録した2枚組アナログ盤となって、このボックス・セットに収録されている。

デビュー・アルバムでの成功に続き、彼らは1995年に非常に高い評価を受けるセカンド・アルバム『LUCY』を発表した。今作からは「Simple Lessons」や「Understanding」といったヒット曲が生まれている。この新たな2枚組アナログ盤には、ボーナス・トラックとして、1995年にバンドがシアトルのラジオ局、KISWの番組に出演した際に録音されていた「Lucy」のライヴ・パフォーマンスを含む4曲の未発表音源が追加収録されている。

キャンドルボックスにとってマーヴェリックからの最後のアルバムとなった『HAPPY PILLS』には、ファンから高い支持を受ける「It's Alright」や「10,000Horses」といった楽曲が収録されている。また、このボックス・セットのラストを飾る7枚目のアナログ盤には、「Happy Pills」のデモ音源や「Sometimes」のリミックス・ヴァージョン、「Giant Steps」や「Dreams」のアウトテイクなど、全9曲の未発表音源がボーナス・トラックとして収録されている。(2/2)