N100系「スペーシアX」は、100系「スペーシア」の登場から33年ぶりに導入した新型車両。東武スカイツリーライン・日光線・鬼怒川線の浅草～東武日光間・鬼怒川温泉間を片道2時間前後で結ぶ。
本作は、デビュー前の試運転に乗車して前面展望映像を収録した。埼玉県の南栗橋車両管区春日部支所を出発した車両は、東京・浅草へ。高架工事中の「とうきょうスカイツリー駅」を抜け、曳舟からは東京メトロ半蔵門線直通の車両ともすれ違う。北千住から複々線となり終点の鬼怒川温泉を目指す。「SL大樹」の整備拠点である下今市を発車した列車は500系「リバティ」とすれ違いJR日光線・日光駅を左手に眺めながら終点東武日光に到着する。
N100系「スペーシアX」は、1990年に登場した100系「スペーシア」の伝統やイメージを継承しながら、アップグレードされた車両。江戸文化や、日光東照宮の建築様式が車両の至るところに込められている。ボディーは日光東照宮陽明門の柱にあしらわれている胡粉(ごふん)を彷彿とさせる高貴な白。窓枠には江戸の竹網細工、鹿沼組子といった伝統工芸品を連想させる。車内では最上級の「コックピットスイート」をはじめとした豪華な個室・座席やカフェカウンターなど、より上質に進化した新たなフラッグシップ特急として誕生した。映像特典では、N100系「スペーシアX」の豪華な車内映像をたっぷりと収録。また、貴重な製造風景から甲種輸送の様子も収録した豪華な永久保存版!

■撮影日:2023年7月4日
■天気:曇のち一時雨
■編成:南栗橋車両管区春日部支所～浅草 7880
浅草～鬼怒川温泉 7181 下今市～東武日光 7783
■撮影列車:N100系 スペーシアX