フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2023年11月07日 |
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規格品番 |
GS2300 |
レーベル |
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SKU |
4909346312371 |
1953年5月の第9が貴重な資料とともにシリーズ初登場!
2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ
■制作者より
1953年1月23日、フルトヴェングラーはウィーン・フィルとの第9公演の第3楽章の途中で意識を失い、倒れてしまいました。計3回の公演はキャンセルされ、フルトヴェングラーは入院しました。同年5月末の第9はその振り替え公演であり、フルトヴェングラーは立派にリベンジを果たしたのです。
当シリーズでこの第9を発売するために何年もかけて準備をし、音も含めて資料性の高いものを目ざしました。まず、フルトヴェングラーが倒れたその時に会場にいた人の貴重な証言、キャンセルされた公演のプログラム、5月31日のプログラムとチケット、サナトリウムに入院しているフルトヴェングラーを捉えた珍しい写真等、現時点で揃えられるものはすべて投入しました。これらの資料を最も有効な形にするために、このCDを制作したと言っても過言ではありません!(平林 直哉)
キングインターナショナル
構成数 | 1枚
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」
【演奏】
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
ロゼッテ・アンダイ(アルト)
アントン・デルモータ(テノール)
パウル・シェフラー(バス)
ウィーン・ジングアカデミー合唱団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
1953年5月31日/ムジークフェラインザール(ウィーン)
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:モノラル(ラジオ放送用録音)
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1.[CD]
これまで我々の聴いてきたフルトヴェングラー・ウィーンフィルの1953年の「第九」は5月30日に「連合国オーストリア進駐軍放送集団」が収録したものであるということになっている。
それはドイツグラモフォンが最初にCD化したが比較的聴きやすい音だった。
日本フルトヴェングラー協会盤も同じ30日演奏で、音質良好と言われたが音源不詳で「固い」聴きずらい音だった。
両者に共通しているのは、「木管」が乾いた音で「潤いのない」音だということだ。
「30」日でなく「31」日版が出たのは、平林直哉氏によれば「旧ワルター協会」のエアチャックのLPレコードが最初だということらしい。その後出所不明のキング盤が出て、音質劣悪のこれらのレコードは30日と同一演奏として決着したものと思っていた。
そこへ出現したのが、この平林氏の31日盤だ。準備万端で自信をもって出したものだということである。出所は「38センチ、オープンリール・テープ」以外は分からない。
早速聴いてみた。聴衆ノイズなどをチェックした訳ではないが、「直観」では「30日と違う演奏」に聴こえる。木管楽器の乾いた感じもなく、音は「これまでになく重厚」でしかも「なめらか」だ。
フルトヴェングラーの指揮も絶好調で聴いた後の感動も大きい。
盤鬼、平林氏の仕事だ。これが30日の演奏でなく31日の真正の演奏なら我々はフルトヴェングラーの「第九」にもう一つ、遺産を持つことになるのだが…
今では「フルトヴェングラーの第九」は「ベートーヴェン作曲、フルトヴェングラー編曲」などと揶揄されていて、フルトヴェングラーファンでない人にはどうでもよいことなのかもしれない。が、フルトヴェングラーの「第九」が頭にこびりついている私などにとっては重大な問題である。
どんな演奏も、演奏が再現「芸術」である以上、それは解釈であり、作品(楽譜)の編曲であり、それが「個性」なのである。「個性」のないものは「芸術」ではない。その意味でフルトヴェングラーは稀有な再現「芸術家」=指揮者なのだ!
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