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日本思想の言葉 神、人、命、魂

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古い言葉をじっくりと読み味わうことで、我々は先人の叡智や、消えゆくものへの静かな眼差しに触れることができる。それは「なつかしさ」や「いとおしさ」「さびしさ」といった認識であると同時に、今、ここに「ある」ことの意味や価値、かがやきを発現する。今日という時代を生きるよすがとなる、美しい言葉の数々が織りなす、日本思想史の新たな地平。

第一章 神
・人間がこんなに哀しいのに 主よ 海があまりに碧いのです(遠藤周作)
・信ずるが故に実なり (清沢満之)
・私か。私も多分祈れまい(正宗白鳥)
・「地獄は何んな処かしらん」(菊池寛)

第二章 人
・人力の限りあるを知るのが自信だ(島崎藤村)
・小さな一隅に身をおくことのみ (内村鑑三)
・人間の如き、無智無力、見る影も無き、蛆虫同様の小動物(福沢諭吉)
・余に道徳なし。自ら羞じると羞じざるとを以て行為の標準となす(国木田独歩)

第三章 命
・今、いのちがあなたを生きている(東本願寺)
・正しい原因に生きる事、それのみが浄い(高村光太郎)
・ほろびしものはなつかしきかな(若山牧水)

第四章 魂
・魂という言葉は天地万物を流れる力の一つの形容詞に過ぎないのではありますまいか(川端康成)
・精神の本質は計量を許さぬところにある(小林秀雄)
・表現することは物を救うことであり、物を救うことによって自己を救うことである (三木清)
・花びらは散っても花は散らない(金子大栄)

第五章 情
・情の至る所、理もまた至る(吉田松陰)
・恋の至極は忍恋と見立て候(山本常朝)
・私は淋しい人間です(夏目漱石)

第六章 時
・恵蛄春秋を知らず 伊虫あに朱陽の節を知らんや(親鸞)
・初心忘るべからず(世阿弥)
・遇うて空しく過ぐるなかれ。(九鬼周造)
・今、ここにある…鮮烈ないとおしさへの感覚を、豊饒にとりもどすこと(真木悠介)

第七章 死
・死は前よりしも来らず、かねて後に迫れり(吉田兼好)
・見るべき程の事は見つ。(『平家物語』)
・父はわざ故意と私を遠のけて、いたのだった(森茉莉)
・かんがえださなければならないことは どうしてもかんがえださなければならない(宮沢賢治)
・うしろ髪をひかれるからこそ、最後まで気が違わないで死んでゆくことができるのではないか(岸本英夫)

作品の情報

メイン
著者: 竹内整一

フォーマット 書籍
発売日 2016年08月25日
国内/輸入 国内
出版社KADOKAWA
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784047035904
ページ数 264
判型 46

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