レイヴ、トランス、ハイエナも飲み込んだ、ポスト時代の狂ったダンスレコード。
LAのアンダーグラウンドシーンで活動するポストポストパンク的バンド。遂に覚醒の6年振り3rd。コイツがヤバい。レイト80sからアーリー90s、ポストパンク、ニューウェーブ、インダストリアルがトランス、レイヴ、ハイエナ...危険なダンスフロアに近づいた瞬間...その瞬間の空気を継承しつつ、次世代、いや未来を切り裂くサイバーパンクの世界観もあり。その狂暴性はかつてのTheKLF、TheProdigy、Atari Teenage Riotにも勝るほど。これまでに攻めまくった目の覚める完全フロア仕様のバンドは久々。踊るため作ったレコードと語っているけど、それにしてはあまりにも狂いすぎた怪作。
タワーレコード(2023/10/06)
コールド・ウェイブとポストパンクの交差点でその地位を固めてきたロサンゼルスのトリオ、セクスタイル。セイクリッド・ボーンズよりニュー・アルバム『プッシュ』をリリース。
2015年以来、Sextileはコールド・ウェイブとポストパンクの交差点でその地位を固めてきた。このロサンゼルスのトリオはSacred Bonesと契約し、ニュー・アルバム『PUSH』をリリースする。ニューヨークからロサンゼルスに拠点を移したBrady KeehnとMelissa Scadutoによって結成されたSextileは、2015年にデビュー・アルバム『A Thousand Hands』をリリースした。2018年にはEP『3』をリリースするも、直後に活動を休止。その後、Cameron Michelがギターとシンセで再加入し、2022年、バンドは3年ぶりに新曲を発表した。セロトニンを増加させるニュー・アルバムは、新しいダイナミック、より速いBPM、さらにワイルドな新しい方向性も持つ。Sextileは、リフレッシュし、生まれ変わり、怒りを表す準備をしてシーンに帰ってきた。ユッカ・バレーでレコーディングされた『PUSH』は、ハードコア・ダンス・ミュージックとしてバウンスしボップする。ドラムンベース、ガバ、トランスの要素を持ち、それらが、90年代のレイブのグロウスティックのように、レコードを照らしている。
発売・販売元 提供資料(2023/08/07)
LAを拠点とするトリオが発表した新作は、ガバやハードコア・テクノの激しいエナジーが凝縮されたポスト・パンクを鳴り響かせる。ダークな音の数々は怒りを隠さず、その怒りを加速させるかのように各曲のBPMは速めだ。そのサウンドは、いまイギリスを賑わせている音楽イヴェント、ユーロ・クラッシュ周辺のアーティストたちと共鳴可能な感性も窺える。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.478(2023年9月25日発行号)掲載)