わたしの歌と4つのものがたり

わたしの歌と4つのものがたり

BREATHとは、「息」であり、「生命」である。
自然と共に愛の鼓動を感じさせるグリーグの歌。深く濃密な旋律で紡ぐシューマンの歌曲。素朴かつ躍動感あふれるロドリーゴのマドリガル。心の奥から湧き出すドヴォルザークのジプシーの歌。
これらの作品を、浦田恵子の生命力あふれる歌でお届けする。

＜浦田恵子(ソプラノ)＞
大阪教育大学教育学部教養学科芸術専攻音楽コース卒業、京都市立芸術大学大学院音楽研究科修士課程修了。日本演奏連盟主催による「新進演奏家育成プロジェクトリサイタルシリーズOSAKA 浦田恵子ソプラノリサイタル」をいずみホールにて行い、その成果として、平成23年度大阪文化祭賞奨励賞を受賞。その後、イタリアミラノにて行われたLuciana Serra によるマスタークラスを受講した。ヘンデル作曲「メサイア」、J.S.バッハ作曲「ミサ曲ロ短調」、モーツァルト作曲「レクイエム」、ベートーヴェン作曲「交響曲第9番」、メンデルスゾーン作曲「パウロ」、フォーレ作曲「レクイエム」等でソリストを務め、関西フィルハーモニー管弦楽団、テレマン室内オーケストラ等と共演。ベッリーニ作曲「カプレーティ家とモンテッキ家」ジュリエッタ、マスカーニ作曲「友人フリッツ」スーゼル、ロッシーニ作曲「オリー伯爵」アリス等のオペラに出演している。第34回飯塚新人音楽コンクール第3位。第22回宝塚ベガ音楽コンクール第2位。第61回全日本学生音楽コンクール大阪大会大学・一般の部第1位。現在、大阪教育大学特任講師、同志社女子大学嘱託講師。

＜中村圭介(ピアニスト)＞
神戸市生まれ。京都市立芸術大学音楽学部卒業後、文化庁在外派遣制度研修生としてドイツ国立ハノーファー音楽演劇大学にて研鑽を積む。在学中に野村国際文化財団より奨学生と認められ、グリーグのピアノ作品の演奏・研究を行う。多くのコンクールで成果を上げた他、ソロ、室内楽共に積極的な演奏活動を展開。ドイツ、スペイン、ノルウェーにてリサイタルを開催するなど国内外のコンサートへ数多く出演している。2016年に、デビューアルバムとなるグリーグのピアノ作品集「アリエッタ」をStudio N.A.Tよりリリース。2021年には、フェニックス・エヴォリューションシリーズにてグリーグの抒情小曲集を取り上げた演奏会を開催し、抒情小曲集全66曲をStudio N.A.Tより配信。