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クラシック
CDアルバム

目覚めよ ~ ワウター・ドゥコーニンク:独奏ヴァイオリンのための作編曲集

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フォーマット CDアルバム
発売日 2023年09月09日
国内/輸入 輸入
レーベルEtcetera
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 KTC1735
SKU 8711801017358

構成数 : 1枚

【曲目】
ワウター・ドゥコーニンク(b.1981):無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」
J.S.バッハ(ドゥコーニンク編)/ドゥコーニンク:無伴奏ヴァイオリンのための前奏曲(BWV534), フーガとシシリエンヌ・アン・ロンドー
ブクステフーデ(ドゥコーニンク編):無伴奏ヴァイオリンのためのパッサカリア ニ短調 BuxWV 161
J.S.バッハ:シャコンヌ(パルティータ第2番ニ短調 BWV1004より)
ドゥコーニンク:無伴奏ヴァイオリンのための子守唄、すみだの花 (ヴァイオリンとチェンバロのための)(ボーナストラック)

【演奏】
中丸まどか(バロック・ヴァイオリン)

【録音】
2022年9月9日-11日、聖アウグスティヌス教会(ベールト、ベルギー)

  1. 1.[CDアルバム]

作品の情報

商品の紹介

日本語解説付き!
"ネオバロマンティック"とも呼ばれるドゥコーニンクの作編曲集を中丸まどかが弾く!

1981年生まれ、ベルギーの気鋭の音楽家、ワウター・ドゥコーニンクが作曲した無伴奏ヴァイオリンのためのオリジナル作品とバッハやブクステフーデの編曲集。"ネオバロマンティック"とも呼ばれるドゥコーニンクの作風は「自然と古典的な言語で作曲すること」をベースに、バロックの文脈の中にもロマン主義が溢れるスタイルを特徴としています。中丸まどかはドゥコーニンクにこのアルバムの冒頭に収録されている《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」》を捧げられたその時から無伴奏ヴァイオリンの世界を探求する旅を始めたといい、ドゥコーニンクの作品を通じてバッハのシャコンヌを新しい視点から捉えた演奏へと導かれ、それはこのアルバムでも聴くことができます。低弦に独特の深みと高弦の輝きを持つバロック・ヴァイオリン(ヘンドリック・ヤコブス、アムステルダム、1690年頃製作)の音色で、リスナーを無伴奏ヴァイオリンの孤高の世界へ誘います。

ドゥコーニンクと同じ1981年生まれの中丸まどかは東京芸術大学器楽科ヴァイオリン専攻を卒業後、2006年に同大学院古楽科バロックヴァイオリン専攻を修了。文化庁及びベルギー政府の奨学金を受けてベルギーに渡り、ブリュッセル王立音楽院でシギスヴァルト・クイケンに学び2009年にディプロマを得てバロックヴァイオリン修士課程を修了しました。現在はベルギーを拠点とし、コンサートミストレスとしてコンサートやCD、テレビ、ラジオの収録など多数のオーケストラに招かれ、2015年にはベルギー王室で御前演奏した様子が世界中で放送されたほか、幅広いレパートリーで室内楽やソロでも活躍しています。中丸はライナーノーツ内でこのCDの制作に携わったすべての人に感謝を捧げ、「このCDがあなたのインスピレーションとなり、これらの作品が多くのヴァイオリニストの愛するレパートリーになることを願いつつ・・・」と思いを綴っています。
東京エムプラス
発売・販売元 提供資料(2023/08/03)

冒頭、〈目覚めよと呼ぶ声が聞こえ〉と名付けられた無伴奏パルティータに貫流する筆致。もちろんバッハへのオマージュが随所に顕れる一方で、理知的な面貌にさやかによぎる抒情と微笑。ドゥコーニンクが中丸まどかに献じた魅力的な作品で始まるこの一枚、オルガン作品から無伴奏ヴァイオリン曲への編曲にも、作曲家であり鍵盤奏者であるドゥコーニンクの話法、音楽性の起源が好ましく立ち昇る。その中で奏でられるバッハの"シャコンヌ"、中丸の涼やかで力みのない静かな語り口に、内外でたゆみなく培ってきた彼女の来し方が宿る。二人の個性がしっかりと刻印、忘れがたい余韻を残して印象深いアルバム。
intoxicate (C)森山慶方
タワーレコード(vol.166(2023年10月10日発行号)掲載)

メンバーズレビュー

1件のレビューがあります
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ブクステフーデの《パッサカリア ニ短調》無伴奏Vn版は初の試み故か、購入。意外にも、バッハの《前奏曲とフーガBWV534》の無伴奏Vn版に、好印象を持った。無伴奏Vn版が原曲との説もある《トッカータとフーガ ニ短調》に続き、ブゾーニがp版に編曲している名曲《前奏曲とフーガBWV532》辺りから、リスト編曲のBWV542〜548、ブゾーニ編曲BWV552辺りの曲まで、無伴奏Vn版で再現される可能性が見えてきた感じ!当演奏者による続編を期待する。ブクステフーデやパッヘルベルの一連の《シャコンヌ》や《パッサカリア》も、無伴奏Vn版で聴きたいもの。また、ビーバーの名曲《パッサカリア》に加え、ケルルやムファットのorg曲の名曲《パッサカリア》なども無伴奏Vn版で聴いてみたいもの。現代ものだと、天才M.ナイマンの《Zoo capriece》など、是非当演奏者により、バロックVnで再現して貰いたいもの!
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