構成数 : 1
写真家・中川道夫さんのライフワークは、アレクサンドリアと上海です。前著『アレクサンドリアの風』(池澤夏樹と共著、2006年刊)と同じ判型で、ふたつの仕事を並べて見ていただけるようになったわけです。両方とも、デザインを鈴木一誌氏に依頼したので、似たイメージの造本ですが、『アレクサンドリアの風』は右開き・縦組み、『上海双世紀』は左開き・横組みと、わざと体裁を変えています。西洋とオリエントが出会う国際都市の、不思議な気分が伝われば幸いです。
この写真集に収められた80年代の上海には、50年代の東京に似た雰囲気がありますが、ちょっと屈折した気分も写っています。カメラを向けられた人が、不安そうな目で、こちらを見ていて、はたして上海の人がどういう感想を持つのか、前から気になっていました。そんなとき、上海と租界の研究をしている陳祖恩氏(東華大学人文学院教授/上海社会科学院歴史研究所研究員)が、中川さんが撮った80年代を見て、「モナリザの微笑みのような時代だった」と、感想を漏らされたと伝え聞きました。文化大革命後の改革開放時代になっても、人々はまだ確信が持てず、戸惑いつつ微苦笑するしかない時代だった、というのです。あらためて、おふたりの対談を上海で収録しました。巻末の陳祖恩・中川道夫対談「「モナリザの微笑みのような時代」の記憶」を、ぜひご覧ください。
(編集部:桑原 涼)
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2010年02月24日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784000234740 |
| ページ数 | 128 |
| 判型 | B5 |

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