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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2008年11月20日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 学文社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784762018299 |
| ページ数 | 122 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
はじめに――「時間」を考える
第一章 権力としての時間
一 社会を支配する一環としての時間支配
二 時間を組織するということ
三 現在の日本の暦を考える
第二章 量としての時間――ヨーロッパの場合
一 質としての時間
二 定時法の普及と「商人の時間」
三 時間に縛られた労働――「時は金なり」
四 時間による労働の分解と再編
五 時間規律にしたがう従順な身体
第三章 量としての時間――日本の場合
一 外国人の見た明治維新前後の日本人の時間感覚
二 工場における時間
三 学校における時間
第四章 直線としての時間――ヨーロッパの場合
一 円環から目的論的線分、そして無限にのびる直線へ
二 「個人」の誕生
三 西洋におけるライフコースの時間化
第五章 直線としての時間――日本の場合
一 日本におけるライフコースの時間化
二 出世観の変遷と日本における「個人」
第六章 女性と時間
一 女性にとっての時間
二 主婦自身による時間管理と人格の進歩
三 家事の商品化と主婦の時間
第七章 現代人と時間――最近の動向
一 社会の構造変化と時間意識
二 労働における時間
三 一生という時間
四 女性の個人化
五 メディアの発達と時間
六 まとめ
エンデ作『モモ』に登場する"時間どろぼう"はこう言う。
「人間の時間を手中におさめれば、無限の権力をにぎることができる。」
しかし、時間はいかなる意味において権力といえるのか。
「時間を節約する」とはどういうことか、そもそもそれは可能なのか。
時間がもったいない、と余暇にたくさんの娯楽をつめこもうとするのは果たして私たちの本意なのか、
それとも?
「近代的、進歩的」な時間の使い方とは?
本書では、時間にまつわる古今東西の事象を題材に、こうした疑問をさまざまな切り口から考えていく。

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