| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2012年08月05日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 学文社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784762022937 |
| ページ数 | 292 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
ルーシー・リパードによる序文 「前方を見つめて」
1989年度版の前書き
日本語版への序文『ザ・ツーリスト――高度近代社会の構造分析』
謝辞
序 章
第1章 近代性と観光経験の生産
マルクスの記号論 / 商品とシンボル / 文化的経験の構造 / 文化的産物と社会集団
/ 労働の経験
第2章 観光と社会構造
近代性の道徳的統合 / 観光対象と構造的分化 / 観光地区 / 観光世界の分化
第3章 パリの事例――疎外された余暇の起源
第4章 その他の観光対象
近代文化における博物館の機能 / 公園 / 伝統 / 歴史
第5章 演出された真正性
表舞台,舞台裏,現実性 / 舞台裏と社会的連帯 / 観光の状況設定における真正性
/ 観光の状況設定における演出された真正性 / 観光の状況設定の構造 / 観光客と知識人 / 結論
第6章 観光対象の記号論
徴表 / 視覚対象の錯綜と徴表の錯綜 / 徴表(記号表現)と視覚対象(記号内容)の関係
/ 接触と認識 / 徴表による視覚対象の支配 / 象徴としての徴表
第7章 観光客のエスノメソドロジー
「私がそれを初めて実際に見たとき」 / 「真」の徴表 / 社会的現実の構成
第8章 本物と偽物の構造
偽物の構造 / 巨視的構造の擬制性 / 本物の構造 / 結論
第9章 理論,方法,応用について
応用 / 方法 / 理論
終 章
訳者あとがき
本書は観光社会学の古典であり、名著である。
世界の多くの社会学者や観光研究者の、その研究の拠りどころともなっている。
この世界的に著名な「ザ・ツーリスト」を初めて日本の読者に届けることができる。
日本の観光社会学を志す、全ての研究者、学生待望の初邦訳本。
東日本大震災直後に「美しい日本の復興を願う」という見舞いと、
激励を発せられた心優しくも英邁なマキァーネル博士の業績の全てがここに凝縮されている。
ディーン・マキァーネル(マキャーネル)
日本語版への序文『ザ・ツーリスト―高度近代社会の構造分析』 より
『?私が議論したのは、大規模に拡大する観光という個人の行為が、
近代社会ならびに脱近代社会の連帯に寄与した、
という事実である。大勢の人が集合的に観光地を訪れ、広島の被害を目にして憤り、
富士山の壮麗さの前で自らに謙虚となり、厳島神社で遺産に尊敬の念を表すことで、人間が共通の道徳的、
倫理的、審美的な羅針盤を持ち続ける安心感が生み出されるのだ。』
原著:The Tourist :A New Theory of the Leisure Class, University of California Press, 1999. by Dean MacCannell.

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