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ヒトラーの絞首人ハイドリヒ

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フォーマット 書籍
発売日 2016年11月
国内/輸入 国内
出版社白水社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784560095218
判型 A5

構成数 : 1枚

初めに
序文

第1章 プラハに死す

第2章 若きラインハルト
ハイドリヒ家/戦争と戦後/海軍にて/リナ・フォン・オステン/罷免と危機

第3章 ハイドリヒの誕生
第二のチャンス/ヒトラー政権成立/ゲシュタポ掌握/長いナイフの夜/家族のトラブル

第4章 帝国の敵と戦う
新しい敵を求めて/ユダヤ人/教会/フリーメーソン/反社会的分子/特権的生活

第5章 戦争のリハーサル
フリッチュ-ブロンベルク事件/オーストリア合邦/水晶の夜(クリスタルナハト)/チェコスロヴァキアの死/タンネンベルク作戦

第6章 大量殺戮の実験
ポーランド侵攻/人種的新秩序の構築/ポーランド・ユダヤ人の運命/国内戦線でのテロル

第7章 世界を敵として
西部戦線/マダガスカル計画/総力戦に備えて/バルバロッサ作戦/運命的な決定/ヴァンゼー会議

第8章 保護領の支配者
ボヘミア・モラヴィア保護領/チェコ「平穏化」プログラム/国家を統治する/ゲルマン化政策/ホロコースト/文化的帝国主義/抵抗運動の高まり

第9章 破壊の遺産

解説 増田好純
訳者あとがき
口絵写真クレジット
参考文献
人名索引

  1. 1.[書籍]

ホロコーストの悪名高い主犯の生涯。最新研究を踏まえ、「ユダヤ人絶滅政策」を急進的に推進した男の素顔に迫る。解説=増田好純

「ユダヤ人絶滅政策」を推進した男の素顔に迫る

ホロコーストの悪名高い主犯の生涯。
トーマス・マンに「絞首人」と呼ばれ、「ユダヤ人絶滅政策」を急進的に推進した男の素顔に迫る。最新研究を踏まえた、初の本格的な評伝。地図・口絵写真多数収録。解説=増田好純

*口絵16頁

トーマス・マンに「絞首人」と呼ばれ、「ユダヤ人絶滅政策」を急進的に推し進めた、ラインハルト・ハイドリヒの素顔に迫る、初の本格的な評伝。戦間期と第二次大戦に至る欧州史の概観の中で、「絞首人」の軌跡を追い、ナチの人種政策、東欧占領政策の形成と展開、ナチ支配体制内部の陰湿な抗争、国防軍との競合も精細に描かれる。
ハイドリヒは1942年、在英チェコ亡命政府と英国が送り込んだ工作チームによってプラハ郊外で暗殺される。ベルリンでの大々的な葬儀で、ヒトラーは故人を称えたが、チェコ全土には戒厳令が敷かれ、レジスタンスや民間人にも残忍な報復が行われた……。本書はその死から始め、誕生まで遡って、38年の短い人生と家族関係、政治警察を一手に掌握して行われた、工作、迫害、虐殺の実態を活写する。ハイドリヒは晩年、ベルリン郊外のヴァンゼーで会議を主催し、「ユダヤ人問題」への対応をいっそう激化させる。ヒムラーと共に、ホロコーストの悪名高い主犯ともいうべき存在なのだ。
本書は最新研究を踏まえつつ、読みやすく描かれた、ドイツ現代史の俊才による大著。解説=増田好純。

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