| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2016年05月21日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 勁草書房 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784326451067 |
| ページ数 | 256 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
はじめに──「われら日本国民」
I 個人──統治権力の正統性根拠
第1章 自己決定とその「環境」
コラム1 ドゥオーキンは「運の平等主義」者か?
第2章 自己決定を「権利」として構成することの意味
第3章 自律の教説は公共社会の共通の《物語》たりうるか?
II 政治的共同体─帰属の条件
第4章 立憲主義の土壌を侵すもの
第5章 リベラルな国家のアドミッション・ポリシー
第6章 「われら、人民」──《法の共和国》の試みとして
コラム2 法にしたがう政治的責務──なぜ、「この」政治的共同体に対してなのか?
おわりに──「われら」のゆくえ
注
あとがき
索引
安保法案採決の夏、「ふつうの人」たちがデモ行進を繰り広げた。背景には、個人が平等に尊重されるための「場」の確保が浮かび上がる。それこそが日本国憲法13条に具体化された、リベラリズムの未完の課題でもある。困難を承知の上で取り組む「個人として尊重」という普遍主義的原理の市民による相互的承認へ、憲法学から挑む。

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