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フォーマット 書籍
発売日 2017年04月26日
国内/輸入 国内
出版社北海道大学出版会
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784832982284
ページ数 380
判型 A5

構成数 : 1枚

序文………高橋英紀

〔第1部 湿地の生態〕
1章 泥炭形成と植物………矢部和夫
湿地と湿原
泥炭地と非泥炭地
フェンとボッグ
北欧のリッチフェンとプアフェン
日本のフェンとボッグ
高層湿原,低層湿原と中間湿原
泥炭地湿原群落の地理的変異
日本のリッチフェンとプアフェン
コラム(1) 実は近くにいるエゾホトケドジョウ(Lefua nikkonis)………桑原禎知

2章 泥炭地の物質循環………原口 昭
泥炭地の植生と物質循環
海洋性泥炭地の物質環境

3章 湿地の炭素固定機能………平野高司
泥炭地の炭素蓄積
泥炭地の炭素収支
炭素収支の測定
炭素収支の変化

4章 北方と熱帯の泥炭………島田沢彦
熱帯泥炭地の形成
熱帯泥炭地の炭素蓄積速度

5章 湿原植物の窒素利用………中村隆俊
フェンとボッグの環境
湿原植物の窒素利用戦略
窒素の吸収と同化のメカニズム
湿原植物の窒素同化酵素活性と有機体窒素の利用

6章 火山活動と湿地………ホーテス シュテファン・釜野靖子
火山活動と生態系の動態
地理学的・古生態学的研究
テフラ降下が湿原植生に及ぼす
影響に関する実験 / 実験的撹乱に対する応答

コラム(2) 美々川におけるクサヨシの異常繁茂………片桐浩司

〔第2部 湿地の生物〕
7章 湿地のハンノキ林………藤村善安
ハンノキの一年
ハンノキの一生
林相の異なるハンノキ林――異なる立地環境への適応結果としての形態の多様性
林相の異なるハンノキ林――成長更新段階の相違による形態の多様性
ハンノキ林の更新メカニズム解明が難しい理由
ハンノキ林の拡大とその要因
ハンノキ林への遷移とハンノキ林拡大の問題

8章 類似品にご注意ください――水生植物とは?………山崎真実
雨竜沼湿原のコウホネ属――ウリュウコウホネの正体
水生植物の「たくましさ」
人知れず消える水生植物
まだまだ水生植物未開の地,北海道

9章 マリモ,藻類に着目して………若菜 勇・中山恵介
マリモは湿地の生物 / 阿寒湖における形態と生態の多様性
マリモはなぜ丸くなるのか――マリモの育成・回転装置としての阿寒湖

10章 底生動物と湿地環境………根岸淳二郎・三浦一輝
イシガイ目二枚貝
水生昆虫
底生動物による陸域とのつながり
湿地底生動物相を特徴づける環境要因
生息環境に迫る危機

11章 魚類・両生類・爬虫類………桑原禎知
北海道における地理と自然分布
湿地内の生息地の特徴と水域間のつながりの重要性

12章 鳥類………玉田克巳
鳥類の生息地としての湿地
シマアオジの生息地としての湿原
湖沼と田んぼという湿地を巧みに使い分ける石狩地方のアオサギ

コラム(3) 湿地と外来種………桑原禎知

13章 外来生物問題—湿地の新しい住人と人間の付き合い方を考える………大澤剛士
外来生物とは
何が問題なのか
行われている対策
利益と被害のバランス
今後の展望

コラム(4) 石狩平野で起こったトノサマガエルの反乱………高井孝太郎

コラム(5) ハスカップ――湿原の利用の一例として………小玉愛子

〔第3部 湿地の環境〕

14章 泥炭地の水文と形成プロセス………山田浩之
地球スケールの水の流れと泥炭地
流域スケールの水の流れと泥炭地
地域スケールの水の動きと泥炭地
泥炭地表面の微小な動きとミクロスケールの水の流れ
これからの泥炭地の水文学

15章 大気・湿原生態系間の水とエネルギー………高木健太郎
湿原になる条件
湿原と大気との間の水とエネルギーのやりとり
湿原のもつ環境緩和機能
植物の活動が環境に与える影響

16章 ミズゴケハンモックの形成と維持のプロセス………矢崎友嗣
湿原の微地形
ハンモックの形態
ミズゴケ類が形成する水環境
気候とハンモック形状との関係

17章 湿原の霜害………山田雅仁
サロベツ湿原での気象・水文観測
ゼンテイカの霜害
泥炭の熱的性質
数値モデル実験による気温低下要因の検討

18章 泥炭地湖沼の役割………木塚俊和
湿原にできた大小の池沼――泥炭地湖沼
泥炭地湖沼に棲む生物とその特殊な環境
泥炭地湖沼と人々とのかかわり

19章 湿地としての田んぼの機能………吉田 磨
湿地と田んぼ
田んぼに...

  1. 1.[書籍]

いま注目を集める「湿地」知るための入門書。

湿地の島、北海道。
アイヌは湿地の恵みを受け、固有の思想をもとに湿地を利用していた。その後、開発の対象となり多くは姿を消した……。しかし依然として湿地の宝庫である。
本書では過去から現在にわたる湿地の変遷を解説し、湿地との関わり方について未来に向けた提言を行う。

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