コンセプトアルバムにして、ミスチルの大名盤。全曲通してダークな印象で重厚で荒々しいサウンド、胸に突き刺さる歌詞と...当時の桜井さんの葛藤が色濃く現れている。①から⑭までのストーリーの中には、⑤⑦など愛情が溢れた楽曲や社会風刺な⑩など名曲が詰まっている。王道J-POPのミスチルとはまた違った世界観に圧倒された。

私の中にあったミスチルのポップなイメージが覆された一枚。シーラカンス、深海はまさにプログレだと思います。一貫してドープで空気感が漂う中、名もなき詩や花-Memento Mori-といった曲も収録されており、心が揺さぶられ、よりドラマチックな展開に感じられます。個人的には尖りまくっている、マシンガンをぶっ放せが一番刺さりました。

アルバムの名前の通り暗い曲の収録が多いけど、聴けば聴くほどハマっていく、ミスチルの大名盤です。いろんな葛藤が描かれていて、わたし自身の人生の分岐点の時によくこのアルバムを選んで聴いています。桜井さんの才能が爆発しています！自分らしくあるためにこのアルバムを聴きます！

『名もなき詩』、『花-Memento Mori-』のヒットシングルを収録してはいるがその内容は『深海』の名が示すとおり暗く、人間の深層意識に潜ってしまったかのような印象。

けれども繰り返し聴くと不思議と詩世界の情景やアルバム全体の世界観に引き込まれるとても聴き応えのある素晴らしいアルバム。

初めて聴いた当時、正直暗い内容に驚いた。

でも、その後何度も何度も聴きまくった。

聴けば聴くほどにハマっていった。ミスチルのオリジナルアルバムでは一番好きな作品。

今や誰もが知っているようなミスチル大ヒット曲の記録を積み上げていた中で出された、とは思えないくらいに重たくて深い、強いコンセプトのあるアルバム。1曲1曲を楽しめるというものではない、アルバムとして聴くべきというのは、ミスチルにしては珍しい気がします。

前作アルバム『Atomic Heart』が大ヒットし、ミスチルが社会現象になっている最中にリリースされた大衝撃の5thアルバム。ポップで甘酸っぱいミスチルから、深海に潜り込んでしまったあまりの激変ぶりに、当時は大丈夫？泣と心配になったもんですが、作品としては素晴らしいんです。『名もなき詩』『花』も入ってます。この頃のMr.Childrenがあったから今がある。是非とも聴いて欲しい作品！！