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構成数 : 1
第1章 史上最大の版図に膨張する現代中国
1 中国は多様なる一つの世界
中国は国家の集合体
国の在り方は地理的要素で規定される
「地大物博」の国
中国の半分は人が住めない過酷な地
漢民族王朝が支配した土地は狭い
2 極めて異質な国防意識
侵入者を「距離」のなかに埋没させる〝自然の障壁〞
中華世界の求心力と遠心力
中華帝国と失地回復主義
時事状況によって変化する中国の領土観
3 民族問題という内なる火種
中国は五十五の民族からなる多民族国家
民族分断を目的とした意図的な省割り
複数の国境にまたがる少数民族が中共政府を脅かす
民族問題と資源問題が交錯する国境地帯
第2章 中国はいかに領土を拡張してきたか
1 「中原の地」と「化外の地」
2 満洲
満洲の地理概要
重工業施設は満洲にしかなかった
列強「侵略」の教訓
二回にわたる大きな区画改編
3 蒙古
内蒙古の地理概要
「モンゴルは中国領土」という意識
露骨な行政区画
4 新疆
新疆の地理概要
半独立状態だった新疆
地下資源を狙ったソ連との相克
国共内戦と新疆
5 チベット
世界に例を見ない過酷な自然条件
「チベット解放」という名目の「チベット侵略」
南西アジアをにらむ拠点
6 併合できなかった地域
第3章 知らぬ間に築かれた軍事大国の礎
1 二度と侵略されない国へ
変化する国境の軍事的意味
主敵の変化によって変わる「三線建設」とは
米国による中国の封じ込め
その後の発展の基盤となった鉄道建設
2 地理的要素に配慮した中国の国防体制
敵を国土に引き入れてから「包囲殲滅する」戦法
愚策と笑われた大躍進・人民公社の国防上の役割
抑止力としての「人民戦争」
3 米ソの間隙をつく第三国へのたくみな進出
最初は利害が一致していた中国とインド
国境紛争からインドとの関係が急速に悪化
あからさまなインド包囲網の形成とパキスタンへの急接近
4 敵と味方は利害で変わる
「敵の敵は味方」
利害が一致した米中の急接近
核恫喝に六億の人民で対処
5 毛沢東の異常なまでの防衛観
主敵の転換によって内陸重視の時代へ
戦略部門への配慮を欠いた「劉少奇路線」
「敵がどこからやってこようとも……」
核兵器開発施設に囲まれた四川省
第4章 アジアの大国から世界帝国への豹変
1 「現代版中華世界」の再興
清朝最盛期の版図を超え、宇宙と海洋へ
戦略核ミサイル戦力の構築と通常戦力の現代化
宇宙での制空権掌握を目指す「天軍」の時代へ
大規模な兵員削減と軍隊の全面的な改革
地域防衛軍から統合軍へ
機械化軍隊からハイテク軍隊への転換
主席が誰であろうとすでに盤石な中国軍
現実の領土を大きく超えた中国軍の最新戦略地図
小軍事委員会の設置と職務権限
さらなる海洋進出を助長する上海協力機構
2 南シナ海は核心的戦略区 165
南シナ海の概要
一九七〇年代に西沙諸島進出
一九八〇年代に南沙諸島進出
一九九〇年代にフィリピン海 <...
そもそも中国に国境という概念は存在しないのである。
世界は自らの「中華世界」とその周辺の「夷狄」で成り立っており、周辺の勢力が増せば縮小し、弱体化すれば拡張する。
中国の歴史はつねにそうした膨張と縮小の繰り返しであり、その「戦略的辺疆」を長期間にわたり実質支配すれば、
地理的境界を拡大することができると考えてきた。
時代によって「顔」を変え、「形」を変えて生き延びてきた中国。
その領土拡張政策を予測するうえでの重要な指針を与え、威嚇と恫喝の裏に隠された中国最大の弱点を浮き彫りにする。
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2018年02月05日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 草思社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 文庫 |
| SKU | 9784794223210 |
| ページ数 | 288 |
| 判型 | 文庫 |

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