●ザ・ドアーズのスタジオ&ライブ貴重音源集。
●発掘が進む60年代の音質向上音源を収録。
伝説のボーカリスト、ジム・モリソンの哲学・文学的歌詞とジャズの香り漂うポップソングで、1967年いきなりデビューヒットを飾り、カウンターカルチャーを体現するロックバンドとなったザ・ドアーズ。反抗と無秩序、ドラッグを愛すジムが、ゴシップと共に無軌道の果てに1971年にパリで命を落とすまで、わずか4年間ちょっとの活動期間。本CDには、バンド結成直後のデモ音源から、デビュー直後の貴重音源、まさに異端児としてその毒気をメジャー展開で、まき散らしていた頃の音源集です。
■World Pacific Demo 1965
デビュー前の1965年のデモ・レコーディング。オフィシャルでも断片的に公開されてきましたが、ここには全6曲を完全網羅。ロビー・クリーガー(g)が加入前ですが、「エンド・オブ・ザ・ナイト」や「夏は去りゆく」では、すでにジム・モリソンのキャラクターと個性は完成していて、もうドアーズ・サウンドになっています。1968年に全米1位になる「ハロー・アイ・ラブ・ユー」も書きあがっている事に驚かされます。
■Elektra Session 1966
1966年、夏にエレクトラと契約しデビューアルバムの録音に臨みます。ここには初日のテイクから未発表となった3テイクを収録。「ムーンライト・ドライヴ」はレイ・マンザレク(kd)のボーカルもフィーチャーした初期バージョン。わずか4行の歌詞で気だるく歌われる1966年版の「インディアン・サマー」も美しい。
■Avalon Ballroom 1967
ヒッピー文化の聖地、シスコのアヴァロン・ボールルームが地元放送局の倉庫に眠っていたテープから収録。ジムが下品に間男を演じるヘヴィーな「バックドア・マン」、「フー・ドゥー・ユー・ラブ?」も強烈。「まぼろしの世界」は、これが最も初期のライヴでしょう。
■TV SHOWS 1967
60年代ロックを代表する伝説ソングとなった「ジ・エンド」の、初のテレビ出演ライヴや、ジムが歌詞訂正を生放送中に土壇場で拒否し事件となったエド・サリバン・ショウでのから2曲。どれもが今は歴史的ライヴと言えるでしょう。
本CDのジャケットは、エレクトラ・レコードやドアーズのロゴもデザインしたウィリアム・S・ハーヴェイのアイディアによる、レンガ風の壁とメンバーを合成したデビューアルバムのアウトテイク・フォトです。
★日本語ライナーノーツ。6,100字、8頁ブックレット。
★日本著作権協会JASRAC許諾商品
★Getty Images Japanのライセンス写真使用ジャケ
発売・販売元 提供資料(2023/09/21)
反抗の時代、60年代後期を代表するロックバンド、ザ・ドアーズ。詩人にして反逆のシンボル、ジム・モリソンのボーカルが蒼く燃えあがる。1965年の結成当時のデモテープや、デビューを果たした1967年の貴重なスタジオ録音、TV出演ライブなどを収録。トロントのCBSTVでの「ジ・エンド」はベストと思える名演。ニューヨークの人気番組「Murray The K Show」での「まぼろしの世界 People are Strange」など、最も充実していた1967年のパフォーマンスも収録。 (C)RS
JMD(2023/07/29)