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現代写真アート原論 「コンテンポラリーアートとしての写真」の進化形へ

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フォーマット 書籍
発売日 2019年03月26日
国内/輸入 国内
出版社フィルムアート社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784845918157
判型 46

構成数 : 1枚

Introduction 現代写真アートは、どこに向かっているのだろう? 後藤繁雄

Article タイムマシン2019 港千尋

Discussion 1 現代写真アートのストラテジー 深川雅文+後藤繁雄+港千尋
現代アートとしての写真
タイポロジー──ベッヒャー夫妻
ニュードキュメントとニュートポグラフィックス
ジェフ・ウォール
ドイツのマテリアリズム
シンディ・シャーマンとアメリカ
1989年──転換点

Discussion 2 90年代の写真 後藤繁雄+深川雅文+港千尋
モダニズム批判と「風景」
凡庸さへの移行
ポストモダンとヴィジュアル・カルチャー
90年代の日本とヨーロッパ
ポストモダンの確信犯・ティルマンス

Discussion 3 ポストヒューマンとアントロポセンの写真アート 港千尋+後藤繁雄+深川雅文
テクノロジーで汚された新世界
ソフィ・カルという特異点
追跡、盗撮、そして群衆
ドキュメンタリー写真の現在形
新しいプラットフォーム
ポストメディウムの未来
新しいプレイヤーたち
アジアとリンクする時代

Article テクノ・イマジネーション宣言 深川雅文

Keywords シャーロット・コットンと『写真は魔術』 深井佐和子
実験から生成へ──センサー時代の実験写真 小山泰介
現代写真の加工術 川島崇志
ワークショップ/フォトセラピー 多和田有希
ヴィレム・フルッサーとは何者か? 深川雅文
フォトブックフェア/アートブックフェア 中島佑介
可視化せよ──ドキュメントからフォトグラフィック・リサーチへ 小山泰介
G/P galleryという「ニューモデル」 後藤繁雄

Add 現代フォトアートをさらに学ぶための必須ブックリスト 後藤繁雄

History 現代写真アート年表1964–2018

  1. 1.[書籍]

インスタグラムの時代の現代写真アートとは何か?

デジタル化以降、「真」を写す=写真という従来の概念が大きな変化を見せるいま、現代アートとしての写真の新しい「原論」を提示する。



銀板を用いた撮影法により写真が誕生してから180年──いまや誰もがスマートフォンで日常的に簡単に「撮影」でき、それを加工し、インスタグラムをはじめとするSNSで世界中に発信でき、インターネット上には無数の写真データが存在する時代となった。デジタル化し遍在化した「写真」には大きなパラダイムシフトが起こっている。

グローバル資本主義のなかで流動化するコンテンポラリーアートの世界でも、「写真アート」は存在感を増し、一点数億円で落札されるプリントからインスタレーションやプロジェクション、ポストメディウムの作家まで、新しく多様な才能が活躍している。コンピュータ・サイエンスやネット・テクノロジーの大きな変化に晒される社会で、いかに一枚の写真がアートとしての価値を生成するのか──本書は「現代写真アート」の世界をめぐる羅針盤となるだろう。

写真そのもののメディアとしての起源を問い、写真の概念の再定義を試みるとともに、現代アートとしての写真の可能性を問う、待望の一冊。


《本書で言及される主なアーティスト》
トーマス・ルフ、シンディ・シャーマン、ジェフ・ウォール、ヴォルフガング・ティルマンス、ソフィ・カル、ロバート・フランク、ベッヒャー夫妻、ゲルハルト・リヒター、アウグスト・ザンダー、アンドレアス・グルスキー、トーマス・シュトゥルート、ジグマー・ポルケ、森村泰昌、カンディダ・へーファー、スティーブン・ショア、ロバート・メイプルソープ、アンセル・アダムズ、杉本博司、ホンマタカシ...etc

作品の情報

メイン
編集: 後藤繁雄港千尋
著者: 深川雅文

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