書籍
書籍

政治において正しいとはどういうことか ポスト基礎付け主義と規範の行方

0.0

販売価格

¥
4,400
税込
還元ポイント

販売中

お取り寄せ
発送目安
2日~14日

お取り寄せの商品となります

入荷の見込みがないことが確認された場合や、ご注文後40日前後を経過しても入荷がない場合は、取り寄せ手配を終了し、この商品をキャンセルとさせていただきます。

フォーマット 書籍
発売日 2019年04月27日
国内/輸入 国内
出版社勁草書房
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784326302772
ページ数 296
判型 A5

構成数 : 1枚

序章 ポスト基礎付け主義の問題関心[玉手慎太郎、田畑真一]
はじめに
一 ポスト基礎付け主義とは何か
二 ポスト基礎付け主義における規範
三 ポスト基礎付け主義とデモクラシー
おわりに

第1章 アゴニズム再考――ポスト基礎付け主義と民主主義[山本圭]
はじめに
一 ポスト基礎付け主義とデモクラシー――ルフォールとラクラウ
二 擬制としての基礎付け
三 アゴニズム再考――ウィリアム・コノリーと多元主義の政治理論
おわりに――アゴニズムとスタシス

第2章 われわれは「明白な不正義」に同意できるか――アマルティア・センのアイデンティティ論の検討から[玉手慎太郎]
はじめに
一 センのアイデンティティ論
二 アイデンティティの複数性とポピュリズム
三 アイデンティティの複数性と明白な不正義
四 そして連帯の複数性へ
おわりに

第3章 熟議民主主義における「正しさと政治」とその調停――熟議システム論を中心に[田村哲樹]
はじめに
一 熟議システム論における政治の政治理論的契機
二 熟議システム論における「正しさ」の探究
三 「熟議的な正しさ」へ
おわりに

第4章 批判は可能か――再構成に基づく内在的批判の試み[田畑真一]
はじめに
一 批判のあり方――内在的批判と外在的批判
二 再構成に基づく内在的批判
三 討議倫理――「強い」再構成に基づく内在的批判の一構想
おわりに

第5章 イデオロギー研究は「政治における正しさ」について何をいいうるか――マイケル・フリーデンの諸研究の検討を通して[寺尾範野]
はじめに
一 政治的リアリズムとイデオロギー
二 マイケル・フリーデンのイデオロギー研究
三 ケーススタディ――イギリスの自由主義イデオロギー
おわりに

第6章 教育におけるポスト基礎付け主義――クリティカル・ペダゴジーの検討から[市川秀之]
はじめに
一 ポスト基礎付け主義から見た教育の課題
二 ポスト基礎付け主義とクリティカル・ペダゴジー
三 基礎付けとしての教育をめぐって
おわりに

第7章 「教育」を必要とするデモクラシー――ポスト基礎付け主義としてのプラグマティズム再理解に向けて[生澤繁樹]
はじめに――デモクラシーは「教育」を必要とする?
一 プラグマティズムの方法――リスの挿話に見る「包摂」と「寛容」のデモクラシー
二 「探究」はどこに向かうのか?――デモクラシーとプラグマティズムの躓きの石
三 「探究」の終わりと終わりのなさ――「余計な真理」から「理想的限界」へ
四 「教育」への問い――「探究」自体を(不)可能にするもの
五 「教育」の終わりと終わりのなさ――プラグマティズムと「教育」を引き受けるデモクラシー
おわりに――「過去」と「未来」の探究のあいだで

第8章 「ポスト基礎付け主義」の「後」で?――存在論の政治的〈適用〉をめぐって[柿並良佑]
はじめに
一 基礎付けの不在による政治理論
二 「政治的存在論」の可否
三 様々な二項対立――論点の再定式化
おわりに

第9章 基礎付けなき判断――「政治的なもの」としての反省的判断力とその拡張[大河内泰樹]
はじめに
一 反省的判断力と政治――アレント
二 共通の基盤なき共通感覚――ローティ
三 コモンセンスの再構成としての政治哲学――ロールズ
四 判断力の歩行器としての「実例」
五 判断力の教養形成――ブランダム
おわりに

あとがき
事項索引
人名索引

  1. 1.[書籍]

いかなる究極の価値も真理も前提にできない現代において、「政治における正しさ」をどのように語ることができるだろうか。気鋭の若手研究者らが挑む!

理想をめぐる複数の立場が拮抗するなか、それでもなお政治に「正しさ」を求めることはできるだろうか?「ポスト基礎付け主義」という理論的立場を手掛かりに、いわゆる相対主義に諦観することのない、新しい哲学、規範、そしてデモクラシーのあり方を構想する。

作品の情報

メイン
アーティスト: 田畑真一

メンバーズレビュー

レビューを書いてみませんか?

読み込み中にエラーが発生しました。

画面をリロードして、再読み込みしてください。