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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2019年03月16日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 文庫 |
| SKU | 9784006004026 |
| ページ数 | 378 |
| 判型 | 文庫 |
構成数 : 1枚
第一章 落語における笑いの生成
第二章 人情噺はいかにして成立したか
「芝浜」――金を拾うはなしを正直説話より見る
「文七元結」――身投げを止めるはなし
「帯久」――名裁きばなし
猫塚・皿屋敷――伝説化された人情噺
第三章 噺さまざま,起源さまざま
「大山詣り」――狂言からの着想
「黄金餅」――奇想と滑稽の極み
「悋気の火の玉」「三年目」――執心ばなし
「風呂敷」「つづら」「短命」他――艶笑噺
「風呂敷」再考――東西の説話がいかにして交流するのか
「中村仲蔵」――出世噺の成立
第四章 円朝の種あかし
『塩原多助一代記』――原話のからくり
『蝦夷錦古郷の家土産』と『欧州奇談 夢廼暁』――翻案物異説
あとがき……………延広真治
初出一覧
解 説…………… 延広真治
編集協力= 今泉康弘
古典落語の多くは、噺本、黄表紙、講談、歌舞伎など、先行文芸・芸能に材を得ている。だが史実と虚構が複雑に絡み合い、成立の過程は謎が多い。博覧強記で知られた著者は膨大な資料を読み解き、類似の説話を比較対照し、落語のみなもとを探り当てる。落語をこよなく愛した著者が遺した面目躍如の種あかし。(解説=延広真治)

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