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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2019年05月31日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784000229654 |
| ページ数 | 262 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
序 章 正義の追求は平和を促すのか
一 問題の所在
二 「平和」と「正義」をめぐる論争
1 議論の系譜
2 対立する国際秩序観
3 二項対立を超える試み
三 アプローチと構成
第一部 国際刑事裁判の法規範
第一章 現代の国際刑事裁判の特徴
一 強制力
1 ニュルンベルク裁判と東京裁判
2 旧ユーゴスラヴィア国際刑事裁判所(ICTY)とルワンダ国際刑事裁判所(ICTR)
3 国際刑事裁判所(ICC)
4 国際的な刑事裁判
二 正統性
1 戦争犯罪概念の普遍化
2 規範と現実の乖離
3 規範の制度化
三 小 括
第二部 国際刑事裁判のディレンマ
第二章 国際刑事裁判のディレンマの政治構造
一 国際刑事裁判の抑止論
1 主体の合理性
2 威嚇の信憑性
二 強要の限界
三 正統性をめぐる争い
四 小 括
第三章 自己付託――政敵駆逐の政治裁判のゆくえ
一 ウガンダ――和平交渉の破綻
1 付託の背景
2 国際刑事訴追の影響
二 コンゴ民主共和国――反政府武装勢力の取り込みとその挫折
1 付託の背景
2 国際刑事訴追の影響
三 中央アフリカ――処罰の不十分な威嚇
1 付託の背景
2 国際刑事訴追の影響
四 小 括
第四章 国際刑事訴追――「平和に対する脅威」か,「西欧列強による体制転換」か?
一 スーダン――アフリカ連合(AU)対ICCの起源
1 付託の背景
2 国際刑事訴追の影響
二 リビア――体制転換と紛争の平和的解決
1 付託の背景
2 国際刑事訴追の影響
三 ケニア――反ICC連合の勝利
1 捜査着手の背景
2 国際刑事訴追の影響
四 小 括
第三部 人権裁判の意義と限界
第五章 移行期の正義の追求
一 体制移行期の難題
二 国家権力の正統性
三 国際規範と国内政治
1 国内諸集団の発言力の増大
2 政権の動機の変化
四 移行期の正義の追求の限界
五 小 括
第六章 混合裁判――国際規範の転換と裁判のゆくえ
一 シエラレオネ――リベリア大統領の起訴と引き渡し
1 和平合意
2 刑事訴追
二 レバノン――挙国一致内閣の崩壊
1 権力分掌
2 刑事訴追
三 小 括
終 章 国際刑事裁判の法の支配
一 国際刑事裁判と紛争の平和的解決
二 国際刑事裁判と主権国家体制
三 国際刑事裁判の法の支配
あとがき
注
資料4 民主化を経ずに人権裁判を行った国(一九七四―二〇一〇)
資料3 民主化と人権裁判(一九七四―二〇一〇)
資料2 紛争当事者の国際刑事訴追
資料1 一九九〇年代以降に国際社会の関与した刑事裁判
略語表
索 引
近年、独裁体制や内戦における重大な人権侵害を処罰する国際刑事裁判の実績が積み重ねられてきた。だが、民主化や紛争終結といった平和の創造を優先するために、法による責任追及を控えるべきという議論も根強い。平和と正義のディレンマの政治的構造を、理論的考察と広汎な事例研究によって解明する画期的研究。

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