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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2019年08月21日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 文庫 |
| SKU | 9784003600368 |
| ページ数 | 338 |
| 判型 | 文庫 |
構成数 : 1枚
I
問はずがたり
噂ばなし
或 夜
羊 羹
心づくし
にぎり飯
買出し
裸 体
渡鳥いつかへる
老 人
吾妻橋
II
亜米利加の思出
墓畔の梅
冬日の窓
仮寐の夢
細雪妄評
出版屋惣まくり
浅草むかしばなし
解説――戦後荷風文学の世界(岸川俊太郎)
荷風の戦後は「問はずがたり」とともに始まる。一人の画家の眼を通して、戦中戦後の情景が映し出される。若い女性の心象を掬いとる「吾妻橋」「或夜」「心づくし」「裸体」。下町を舞台とした戯曲「渡鳥いつかへる」。戦渦を生き抜き、新たな生を受けとめる人々への哀感と愛惜のまなざし。戦後の荷風文学がよみがえる。(解説=岸川俊太郎)

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