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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2019年09月27日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784000244893 |
| ページ数 | 326 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
俳句の「意味」とは――序に代えて
I 短詩型としての俳句
1 短詩型とは何か――いひおほせて何かある
2 日本の「秋」――文化のなかの季語
3 芭蕉の桜――「花」の本意と本情
II 俳諧の詩学
1 新切字論――連歌から芭蕉,現代俳句まで
2 「三句放れ」と「匂付け」――連句を問い直す
3 芭蕉の旅――『おくの細道』冒頭の隠喩
III 俳諧の近代と子規
1 子規の「写生」――理論的再評価の試み
2 漢学書生子規――俳論とその文体
IV 俳諧の比較詩学
1 「不易流行」とは何か――芭蕉とボードレール
2 詩語の力――俳句とイマジスムの詩
3 第二芸術論を疑う――桑原武夫とI・A・リチャーズ
引用・参照文献一覧
あとがき
句・歌・詩索引/主要人名・書名・作品名索引/主要事項索引
芭蕉「田一枚植ゑて立ち去る柳かな」.はたして田を植えたのは「誰」なのか?──こうした素朴な「意味」への問いは,「世界最短の詩」である俳句・俳諧を,広く「一般詩学」へ解放するきっかけとなる.季語や切字などの約束事を「当たり前」のこととせず,その前提から改めてこの「短詩型」を問い直す,画期的な俳諧論.

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