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フォーマット 書籍
発売日 2020年02月19日
国内/輸入 国内
出版社ミネルヴァ書房
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784623081844
ページ数 256
判型 A5

構成数 : 1枚

はじめに


第I部 総 論

第1章 教育の思想を読むこと/学ぶことの意味
1 教師の仕事と教育の思想
2 教育の現実と物語
3 実践のただ中で生成する理念
4 公共的な語り直しの契機としての思想

第2章 教育の定義
1 「教育」とは何か
2 「教育」という言葉
3 無意図的教育
4 教育の分節化

第3章 教育のモデル論
1 村井実のモデル論を使った子ども観・教育観の自己省察
2 教育思想を学ぶ意味とモデル論――"根っこ"がない時代の羅針盤となりうるか?
3 モデル論を使って教育思想家の言説を読んでみる
4 教育の意味の再発見は可能か


第II部 思想(家)編

第4章 愛郷の闘士 コメニウスの苦難と希望――近代教育の誕生(1)
1 新しいスタイルの「学校」
2 ヨハネス・アモス・コメニウスの登場
3 教育印刷術(ディダコグラフィア)
4 コメニウスの希望としての「学校」とその成れの果て

第5章 世界市民的子どもへの眼差し ルソーからカントへ――近代教育の誕生(2)
1 社会からの問いかけ
2 「子どもの発見」――『エミール』における自然への眼差し
3 子どもへの関心をめぐる時代背景――アリエス『〈子供〉の誕生』を手がかりに
4 世界市民的子どもの形成――カントの教育学

第6章 ペスタロッチ,フレーベルの教育思想――近代教育学の展開(1)
1 人間の本質に基づく教育に向けて
2 「メトーデ」の完成
3 ペスタロッチ思想,その後の展開

第7章 デューイ教育哲学――近代教育学の展開(2)
1 デューイを読むと何が変わるか
2 『民主主義と教育』の体系性
3 『学校と社会』――〈オキュペーションズ〉をつかむ
4 デューイの日本の教育への影響

第8章 近代教育批判としての脱学校論
1 教育と学校
2 「学校化」された教育
3 「脱学校」という思想
4 教師の専門性を問い直すために

第9章 監獄としての学校――「主体性の育成」を問い直す
1 学校は監獄に似ている?
2 規律・訓練による管理
3 監視,制裁,試験
4 規律・訓練型の権力
5 監獄と学校の類似性(1)――主体性の育成の陥穽
6 監獄と学校の類似性(2)――空間,時間,身体の管理
7 監獄と学校の類似性(3)――主体=臣民の育成
8 規律・訓練型の権力の弊害
9 規律・訓練による支配からの脱却


第III部 (教育)現実編

第10章 教育の現代的な課題――「いじめ・不登校問題」と教育実践
1 いじめ問題のいまを問う
2 いじめ問題の捉え方と実践的課題――初期対応を中心に
3 不登校問題のいまを問う
4 不登校問題の捉え方と実践的課題――子どもの願いを軸に

第11章 現代社会を生きる子どもたちの学力と人間関係
1 現代社会を生きる子どもたちの実態――学力の三要素に注目して
2 子どもたちの二極化をめぐる言説
3 学力差が人間関係の分断を伴う問題
4 塾調査からみえてくるもの
5 これからの子どもたちに求められる「つながり」の力

第12章 異文化間コミュニケーションと市民性育成教育
1 いま,なぜ「市民性教育」なのか
2 グローバル化をめぐる日本の状況
3 民主主義と学校教育
4 ...

  1. 1.[書籍]

本書では、教育とは何かを考えたうえで、コメニウス、ルソー、デューイ、イリイチ、フーコーらの教育思想をわかりやすく解説する。思想家の生きた時代背景や書物の新しい読み方まで楽しく学べる。さらには、不登校、いじめ、異文化間コミュニケーションなど、多様な問題をはらむ現代の教育と教育現場が抱える課題についても考察し、これからの教員養成のあり方まで探る。教職課程の大学生に必読の一冊。

作品の情報

メイン
アーティスト: 山内清郎

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