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「鎖国」を見直す

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フォーマット 書籍
発売日 2019年12月15日
国内/輸入 国内
出版社岩波書店
構成数 1
パッケージ仕様 文庫
SKU 9784006004125
ページ数 190
判型 文庫

構成数 : 1枚

第I部 「鎖国」を見直す

はじめに

1 見直される「鎖国」――現状と問題点
一 高校教科書の記述の変化から
二 高校教科書の記述の問題点

2 「鎖国」という言葉の経歴――誕生・流布・定着の歴史的意味
一 「鎖国」という言葉の誕生
二 「鎖国」の評価の変遷
三 鎖国観定着の意味

3 近世日本の国際関係の実態
一 近世日本の「四つの口」
二 長崎口――オランダ・中国との「通商の関係」
(1)出島と唐人屋敷
(2)「通商」の意味
三 対馬口――朝鮮との「通信」の関係
(1)「通信」の実態
(2)日朝関係と対馬宗氏
四 薩摩・琉球口――琉球王国との「通信」の関係
(1)琉球の大航海時代――一五・一六世紀の琉球と東アジア
(2)「倭寇的状況」と琉球王国の衰退
(3)日中「両属」の国琉球
五 松前口――蝦夷地のアイヌ等との「撫育」の関係

4 東アジアのなかで息づく近世日本――「鎖国」論から「国際関係」論へ
一 近世日本と東アジアの国際関係――「海禁」と「華夷秩序」を通して見る
二 近世日本と東アジア国際市場――貿易に見る日本と東アジア

5 鎖国を見直す意味――なぜ歴史は見直されるのか


第II部 明治維新と「鎖国・開国」言説――なぜ近世日本が「鎖国」と考えられるようになったのか

1 前口上

2 はじめに――「鎖国・開国」言説ということ

3 近世日本の国際関係の実態
一 「鎖国」から「四つの口」論へ
二 「鎖国」論から「海禁・華夷秩序」論へ
三 「小帝国」近世日本と「海禁」
四 「海禁・華夷秩序」観から「鎖国・開国」言説へ

4 終わりに――「鎖国・開国」言説の成立と定着


あとがき 177

  1. 1.[書籍]

江戸時代の日本は「鎖国」ではなく「四つの口(長崎・対馬・蝦夷・琉球)」で世界につながり,開かれていた――著者が提起した「海禁・華夷秩序論」は様々な議論をよび,反発を生みながらも,江戸時代のイメージを塗り替え,通説として定着してきた.著者の長年にわたる研究のエッセンスをわかりやすくまとめた待望の一冊.

作品の情報

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著者: 荒野泰典

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