〈オンライン&マケプレ〉全品15%ポイント還元キャンペーン開催期間:2025年12月25日(木)0:00~12月26日(金)23:59まで![※期間中のご予約・お取り寄せ・ご注文が対象 ※店舗取置・店舗予約サービスは除く]
書籍
書籍

ファシズムと聖なるもの/古代的なるもの

0.0

販売価格

¥
3,520
税込
ポイント15%還元

販売中

お取り寄せ
発送目安
2日~14日

お取り寄せの商品となります

入荷の見込みがないことが確認された場合や、ご注文後40日前後を経過しても入荷がない場合は、取り寄せ手配を終了し、この商品をキャンセルとさせていただきます。

フォーマット 書籍
発売日 2020年04月22日
国内/輸入 国内
出版社北海道大学出版会
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784832968462
ページ数 290
判型 A5

構成数 : 1枚

はじめに………平藤喜久子





第1部 日本の自己像・世界像



第1章 ファシズム期の神話学と"青年結社"………平藤喜久子

一 はじめに─ファシズム期における青年という表象

二 ファシズム期神話学と男性結社

三 三品彰英の神話学と男性結社論

四 おわりに



第2章 日本型ファシズムと学問の系譜──宇野圓空とその時代………鈴木正崇

一 前提としてのファシズム

二 宇野圓空の評価と位置づけ

三 宇野圓空と同時代の学者たち

四 「民族的宗教」としての修験道──宇野圓空をめぐって

五 「民族」概念の生成と展開

六 日本型ファシズムと修験道研究──和歌森太郎をめぐって

七 日本精神主義と国民精神文化研究所

八 修験道研究の確立とナショナリズム──堀一郎・五来重・宮家準



第3章 大川周明のスーフィズムへの傾倒………臼杵 陽

一 大川周明の転換点としての「一九一三年夏」

二 大川周明のキリスト教への関心

三 論考「神秘的マホメット教」とマックス・ミュラーの講演録

四 マックス・ミュラーのスーフィズム講義

五 預言者ムハンマドとの「会見」と「始祖中心の宗教」

六 大川周明に見る「神人合一」と「アジアの一如」

七 おわりに──大川周明と井筒俊彦の接点とパレスチナの指導者





第2部 他者による日本像



第4章 ナチス時代の日本学における「神道」と「禅」

──W・グンデルトとその周辺………………ベルンハルト・シャイト

一 はじめに

二 日本学者グンデルトの経歴

三 国家社会主義者としてのグンデルト

四 神道、禅、民族遺産についてのグンデルトの見解

五 おわりに



第5章 日本ファシズムの起源の固有性について

──からごころ………………クラウス・アントーニ(齋藤公太訳)

一 はじめに

二 日本の中国観

三 日本儒教とナショナリズム的思想の展開

四 漢 意(からごころ)──「邪悪な中国的精神」と日本の固有主義

五 国 体──近代日本のユートピア

六 ドイツによる国体イデオロギーへの賞賛と日独のイデオロギー的方法の類似性

七 結 論──アジアへの復帰という日本の困難な道



第6章 ファシズム時代のイタリア語訳『古事記』とその背景

──「日本の聖書」について………シルヴィオ・ヴィータ

一 はじめに

二 訳者マリオ・マレガと『古事記』との出会い

三 マレガ版の『古事記』

四 今後の課題





第3部 ヨーロッパの表象



第7章 ナチス時代の「アッシリア神話」………月本昭男

一 フォン・ゾーデン父子

二 セム語学者フォン・ゾーデン

三 『アッシリア帝国の勃興』(一九三七年)

四 アッシリア帝国の勃興とアーリア民族

五 アッシリア帝国の崩壊の理由

六 イデオロギーとしての文化史



第8章 戦間期ルーマニアの知識人と歴史表象………新免光比呂

一 はじめに

二 ルーマニアの歴史と西欧

三 宗教、民族、ファシズム

四 ルーマニア知識人の歴史的課題と超克への試み

五 むすび



第9章 表象しえぬ「古代」の表象

──ドイツ・プレファシズムおける視覚文化………深澤英隆

一 はじめに

二 視覚文化と宗教

三 ドイツ国民主義と視覚文化

四 ドイツ・プレファシズムと視覚文化

五 ヘルマン・ヘンドリッヒとその作品

六 視覚的敬虔とフェルキッシュ美学



第10章 ナチズム期の〈古代〉表象の形成

──H・ヴィルトの〈アトランティス母権制〉論をめぐって………………久保田 浩

一 問題の所在─ブレーメンのベトヒャー通りから出発して

二 ベトヒャー通りの『アトランティス・ハウス』

三 親衛隊研究協会「祖先の遺産」とヘルマン・ヴィルト

四 〈古代〉表象の想像力

五 〈古代〉表象と近代批判─ナチズム期の「学問」理解との関連で

  1. 1.[書籍]

ファシズム運動の時代、「聖/古代」が人々を魅了し、人々によって称揚された。それは何故なのか。実態はどうだったのか。――日本と独伊仏ルーマニアを取り上げ、ファシズムを準備した文化・学問・芸術・建築、また戦後に受け継がれたものを視野に入れ、現代に埋め込まれた「ファシズム」を透視する。

作品の情報

メイン
編集: 平藤喜久子

メンバーズレビュー

レビューを書いてみませんか?

読み込み中にエラーが発生しました。

画面をリロードして、再読み込みしてください。