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五月の読書

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フォーマット 書籍
発売日 2020年04月26日
国内/輸入 国内
出版社岩波書店
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784000229715
ページ数 278
判型 46

構成数 : 1枚

庭に咲く花……………高橋真名子


I 本の周辺
私と全集
『創元』のこと
お雪さんと信子さん
青くさい古典
「分らなさ」の中で漂う
古書は人を動かす
「書評家」と名乗ってみては
書影が喚起するもの
五月の読書


II 芸術と親しむ日々
クレーの月
マラルメの遺品
パウラの絵の前で
ゲルマンの方へ
はてしなき躓きの中から
宇宙空間への序奏
秘められたサイン
音楽のゆくえ
モーツァルトを書くために
未生のものたちとの対話
「女清玄」を見て


III 文人の交流
ことばと批評のドラマ——大岡 信
「空は鏡」青層々——清岡卓行
休むこと 退くこと——訂正して思う
言語意志と友情空間と——中村 稔 『私の昭和史』をめぐって
その風土と世界性——前登志夫
大原富枝頌
父祖の地に生きた「原日本人」——尾崎一雄
ニヒルとは無縁な「文学の魂」——後藤明生
孤独な思索的散歩を楽しむ詩人——田久保英夫
言語空間に現れ出たイデア——辻 邦生
「完璧」という質——永井龍男
散文のコトバを用いた性の詩人——吉行淳之介
「人間」を思索した生涯——竹山道雄
幸いにみたされた文学——高橋健二
「ギコウ先生」の魅力——高橋義孝
手塚富雄先生の思い出
本はときめき——清水 徹
歴史の雪明り——阿部謹也
粟津批評との出会い——粟津則雄
鞄の中身——磯田光一
ロマン派の栄光——川村二郎
中村光夫氏の文体
学界・論壇の名伯楽——粕谷一希
『改造』編集者時代——上林 暁
編集者ハヤシ・タップの金字塔——林 達夫


IV 私という存在
筆の遊び
わが桃源郷
新しく、また古く
シンクレティズムからサンジャポニスムへ
大学の逆説
修業と特訓
記憶について
眠りと音楽
時間への手紙
夏の音
引用に吹く風——高橋英夫頌……………堀江敏幸


年 譜
初出一覧

  1. 1.[書籍]

昨年惜しまれつつ天寿を全うした、戦後を代表する文芸評論家の一人、高橋英夫氏。本や雑誌、レコードに囲まれた静謐な生き方、特に作家や評論家、編集者との交流は、まさに「文人」としてのものだった。生前に本にまとめられることのなかった新聞・雑誌に残された多くのエッセイから、その人となりを偲ぶ。解説、堀江敏幸氏。

作品の情報

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著者: 高橋英夫

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