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性暴力被害を聴く 「慰安婦」から現代の性搾取へ

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フォーマット 書籍
発売日 2020年09月28日
国内/輸入 国内
出版社岩波書店
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784000613828
ページ数 284
判型 46

構成数 : 1枚

序 章 「問うから聴くへ」、そして「慰安婦」から現代の性搾取へ ……………小野沢あかね


第I部 韓国ではどう聴いてきたか
第1章 証言者中心主義とは何か—— 日本軍「慰安婦」被害者の証言研究の方法論とその意味 …………… 梁鉉娥(訳・金富子)
第2章 韓国の基地村女性の経験を聴く—— フェミニズム・オーラル・ライフ・ヒストリーの挑戦 ……………李娜榮(訳・古橋綾)


第II部 日本ではどう聴いてきたか
第3章 語るにまかせて ……………川田文子
第4章 語れない記憶を聴く——「慰安婦」サバイバーの語り ……………梁澄子
第5章 聞く歴史のなかで 川田文子『赤瓦の家』を受けとめる ……………大門正克
第6章 AV性暴力被害を聴く——語り出した被害者と聴く者の責任 ……………宮本節子


第III部 「聴くこと」を阻むもの/「聴くこと」が切り拓く未来
第7章 日本社会で「慰安婦」被害を「聴くこと」の不可能性と可能性——ポスト・サバイバー時代に被害証言を未来へ受け渡すために ……………金富子
第8章 阻まれた声を通して性暴力を再考する——黒川遺族会の実践から ……………山本めゆ
第9章 沈黙の証言 を聴く——沖縄の「集団自決」と軍隊の性暴力 ……………宮城晴美
第10章 「慰安婦」問題と現代の性搾取——「なかったこと」にさせない ……………仁藤夢乃


あとがき ……………金富子

  1. 1.[書籍]

性暴力を語ることは、被害者の心身に大きな苦痛を与え、困難を極める。そのため、韓国での証言が端緒となり、各国で行われた「慰安婦」の聞き取り活動は画期的なものであった。負の体験の聞き取りが歴史研究へもたらした意義と、広く現代史におけるオーラルヒストリーの形成を論じ、現代日本の性搾取との関連性をも明示する。

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