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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2020年08月 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 白水社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784560097823 |
| 判型 | B6 |
構成数 : 1枚
主要登場人物
プロローグ
序章
第1部 泥棒貴族
第1章 アンバニランド
第2章 栄光の時代の幕開け
第3章 ボリガルヒの台頭
第2部 政治マシーン
第4章 「モディファイ」するインド
第5章 汚職の季節
第6章 金権政治
第7章 南インド式縁故主義
第3部 新・金ぴか時代
第8章 債務の館
第9章 苦悩する豪商
第10章 スポーツ以上のもの
第11章 国民の知る権利
第12章 モディの悲劇
終章─革新主義時代は到来するか?
謝辞
訳者あとがき
参考文献
原注
[原題]THE BILLIONAIRE RAJ: A Journey Through India's New Gilded Age
政官財の癒着、蔓延する縁故主義、地方政界にまで及ぶ金権政治――スーパーリッチの生態を通してインド社会の諸相を描いた傑作。
現代インド社会の実像を的確にとらえた力作
超富裕層の生態から見えてきたインドの実像
政官財の癒着、蔓延する縁故主義、地方政界にまで及ぶ金権政治――スーパーリッチの生態を通してインド社会の諸相を描いた傑作。
本書は、経済自由化以降の急激な成長によって誕生した超富裕層の実態に深く切り込み、インドの経済・政治・社会の諸相を、ときに魅力的に、ときに生々しく描き出したノンフィクションである。380億ドルという途方もない個人資産を持つインド最大の富豪ムケーシュ・アンバニをはじめ、ビジネスのさまざまな分野で成功を収めた億万長者が何人も登場するが、単なる「成金列伝」ではない。政官財の癒着、蔓延する縁故主義、地方政界やスポーツ界を蝕む汚職体質など、サクセスストーリーの裏に見え隠れする負の側面から、インド社会に根深く残る腐敗の構造をあぶり出していく。
『フィナンシャル・タイムズ』の記者だった著者は、19世紀後半のアメリカの「金ぴか時代」に現在のインドを重ね合わせたうえで、アメリカではその後、政治の透明性向上や中産階級の拡大といった変化がもたらされたが、インドも近い将来、そうした「革新主義時代」に移行することができるだろうかと問う。
グローバル経済の功罪、新興国の経済発展と政治、貧富の格差といった現代世界が直面するさまざまな問題を考えるうえで示唆に富み、読み応え十分の一冊。

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