シティポップの先陣を切った'75年発表のサード・アルバム。
ティン・パン・アレーのファンキーなグルーヴが堪らない「COBALT HOUR 」、ハイ・ファイ・セットもカヴァーした代表曲「卒業写真」、'50年代アメリカン・ポップ風の「ルージュの伝言」、山下達郎、吉田美奈子のコーラスも冴える「少しだけ片思い」などカラフルでポップなサウンドに舵をきった人気作!
タワーレコード(2024/06/26)
【Musician & Staff】
Producer:村井邦彦、川添象郎
Artist:荒井由実
Composer/Author:荒井由実
Recording Arranger:松任谷正隆
Vocal:荒井由実
Electric Bass:細野晴臣
Electric Guitar:鈴木茂
Acoustic Guitar:鈴木茂
Drums:林立夫
Acoustic Piano:松任谷正隆
Fender Rhodes Piano:松任谷正隆
Clavinette:松任谷正隆
Moog Synthesizer:松任谷正隆
Hammond Organ:松任谷正隆
Percussion:斉藤ノブオ
Harmonica:松田幸一
Fiddle:松任谷愛介
Baritone Sax:原田忠幸
Trumpet:福島照之、篠原国俊
Trombone:新井英治&His Fellows
Strings:玉野嘉久&His Fellows
Flute:山田やすひろ、早樫じゅんじ、相馬充
Harp:今道美樹子
Background Vocal:山下達郎、大貫妙子、吉田美奈子、伊集加代子、山本潤子(Hi-Fi Set)、山本俊彦(Hi-Fi Set)、大川茂(Hi-Fi Set)
発売・販売元 提供資料(2021/12/10)
1975年発表のアルバムをリマスタリングして再発売。「卒業写真」「チャイニーズ・スープ」他、全10曲を収録。 (C)RS
JMD(2019/02/11)
このアルバムが、リリース当時に煌きを放っていたことは間違いないのですが、今聴いてもキラキラしてます。荒井由美の3作目にあたる「コバルト・アワー」は前2作(「ひこうき雲」「ミスリム」)に漂っていたヨーロピアン・テイストに、アメリカン・ポップスの色彩が加わり、その後の彼女の方向性を決定づけたと言われる1枚。「卒業写真」「ルージュの伝言」といったおなじみの曲が収録されていますが、極めつけは何と言ってもタイトル曲である「コバルト・アワー」。スリリングに展開し、そして流れてゆくコード進行は彼女ならではで、細野晴臣の跳ねまくるベース、複雑なリズムパターンを紛ぎ出す林立夫のドラム、そして間奏部での松任谷正隆(el-p)と鈴木茂(g)のソロまわし等、全員がドライヴした1曲。 (C)Sugisaku
タワーレコード(2002/10/10)
特にオープニングの「COBALT HOUR」は素晴らしい。楽曲も、演奏も、もちろんユーミンの近未来風の歌声も。弾けているし、煌めいている、魔法のような一曲だ。時間とともに変化していく新しい朝の始まりの映像が、フィルムをコマ送りしているかのように切り取られている。8トラックのエンドレス・テープで再生すると、アルバムのラストでアフリカへ飛び立ったセスナが再び東京湾に帰って来たようにループする(…のだろう)。