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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2020年10月 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 東洋館出版社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784491041025 |
| ページ数 | 189P |
| 判型 | B6 |
構成数 : 1枚
序章 高校野球の価値とは何か
第1章 「高校野球らしさ」の正体
■"高校野球は坊主頭"という固定観念
■ケガをいとわない根性論は美しいか
■体罰に逃げる前時代的な鬼監督像
■高校球児は青春の体現者か
■少年たちは野球を楽しんでいるか
■伝統に縛られないこれからの高校野球のために
第2章 高校野球の役割を問い直す
■高校野球のためではなく、社会に出てからのため
■「自ら考える力」を育む
■「スポーツマンシップ」を育む
■選手は自ら育つという構え
第3章 高校野球を楽しむための条件
■野球を楽しむチームの条件
■コーチング主体の押し付けない指導者像
■野球を楽しむチームの試合への向かい方
■主体性のある練習を組み立てるには
終章 高校野球の再定義
「高校野球は変わらないといけない!」坊主頭強制無しで春夏連続甲子園出場を決めた慶應高校の"考える野球"を解き明かす
新型コロナウイルス感染症の流行を受け、中止となった全国高等学校野球選手権大会。甲子園を目指す選手たちに大きな喪失感を与えることになった今夏の出来事は、高校野球のみならず部活動全般の意義を問い直す一つの契機にもなりました。
今こそ高校野球のあり方を問う
大会での勝利だけを目的とした自主性のない練習で、部活動引退後の選手にもレガシーとなる価値を残せるでしょうか。体罰、投球過多、坊主頭の強制……指導者が選手の人生の可能性を狭めていないかを、本書では問いかけます。
創部以来坊主頭の強制なし! 春夏連続甲子園出場の快挙
東海大相模、桐光学園……強豪ひしめく神奈川県で2018年、「文武両道」を謳い、髪型自由、長時間練習なしの慶應義塾高校野球部は春夏連続甲子園出場の快挙を成し遂げました。目先の勝利だけを目指さないことと、強いチームをつくることは両立するのです。
日中は小学校教員、放課後は野球部監督
社会人経験を経て、大学院でコーチング学を修め、小学校教員をしながら高校野球部を率いる森林監督。高校野球部監督としては異色の経歴をもつ森林監督だからこその、選手の将来を見据えた、選手の主体性を重んじる部活動のあり方を示します。
やらせるのではなく考えさせる
2年半という短い期間しかない高校野球。「自分で考えろ」と言って選手に時間を与えるのはかなり遠回りになります。しかし、森林監督が見据えるのは目の前の勝ち負けではなく、高校野球を通して選手がどんな経験をするかなのです。森林監督が考える高校野球を通して得られる「3つの価値」とは。

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