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書聖 王羲之 その謎を解く

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フォーマット 書籍
発売日 2020年12月17日
国内/輸入 国内
出版社岩波書店
構成数 1
パッケージ仕様 文庫
SKU 9784006023300
ページ数 318
判型 文庫

構成数 : 1枚

まえがき

第一章 骨鯁高爽の王羲之
一 八王の乱と永嘉の乱
二 晋朝の再興と王曠
三 王羲之の反発
四 琅邪臨沂の王氏
五 庾亮と王羲之
六 殷浩と王羲之
七 謝安と王羲之
八 王羲之誓墓文

第二章 書聖王羲之をめぐる四帝
一 書跡収集の気風
二 梁武帝と千字文
三 唐太宗の王羲之礼讃
四 宋太宗と「淳化閣帖」
五 元・明の展開と変化する書聖像
六 清乾隆帝と「三希堂法帖」

第三章 蘭亭序論争
一 会稽内史の王羲之
二 文学作品としての「蘭亭序」
三 書作品としての「蘭亭序」
四 蘭亭序偽作説
五 偽作説への反駁

第四章 王羲之書法の本質と真価
一 東晋の書法気風
二 龍跳虎臥と姿媚女郎
三 王羲之の尺牘
四 米芾の王羲之書法観
五 王鐸の王羲之書法観

第五章 欧陽詢・虞世南における王羲之書法
一 左収右放の均整美
二 欧陽詢にとっての陳・隋
三 虞世南にとっての陳・隋
四 唐代の欧陽詢と虞世南

第六章 王羲之書法の日本伝入と和様形成
一 「東大寺献物帳」に見る王羲之
二 欧陽詢書法の伝入
三 空海と王羲之書法
四 小野道風と王羲之
五 藤原行成と王羲之

王羲之年譜
主要参考文献
あとがき
岩波現代文庫版あとがき

  1. 1.[書籍]

名門貴族に生まれ、優美な「蘭亭序」などの名筆で知られる王羲之。だが、その素顔は硬骨漢で、動乱の時代にあって苦悩多き生涯を送ったといわれる。真筆が一つとして現存しないなど、謎や逸話も数多い。著者は日本・中国の文献を読み解くと同時に、書作品をつぶさに検証。歴史と書法の両面から、王羲之の実像を解き明かす。

作品の情報

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著者: 魚住和晃

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