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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2020年11月19日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784000253260 |
| ページ数 | 332 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
はじめに——ものがたりとは何か
I 主体/自我という病
ラフカディオ・ハーンと近代の「自我」
王朝の物語から近代小説へ——語りの主体から「自我」へ
II 近代小説と物語
泉鏡花の「近代」
泉鏡花、魂のゆくえの物語
北村透谷と他界、異界
III 物語の声と身体
声と知の往還——フォーミュラ
踊る身体、劇的なるもの
オーラル・ナラティブの近代
IV 物語/テクスト/歴史
ものがたりの書誌学/文献学
物語テクストの政治学
歴史語りの近代
歴史学と「物語」史観について
おわりに——ものがたり(物語)論のゆくえ
付 記
索 引
「もの」のざわめきに声(ことば)をあたえる発話行為が、ものがたり(物語)である。『源氏物語』や『平家物語』に始まり、能、浄瑠璃、歌舞伎を生みだし、さらに江戸の戯作小説をつくりだした物語の言語空間は、日本の「近代」とどのように出会ったのか。幅広い射程で文学を捉え続けてきた著者が磨き上げた物語論の決定版。

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