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国境の思想 ビッグデータ時代の主権・セキュリティ・市民

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フォーマット 書籍
発売日 2020年12月18日
国内/輸入 国内
出版社岩波書店
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784000229739
ページ数 306
判型 A5

構成数 : 1枚

はじめに——跨境(こきょう)の解剖学

序章
複眼的に見る——物事を見る二つの方法
本書の構成

第一章 境界——厚い境界と薄い境界
構成単位をめぐる政治
鏡を通して、再訪
結論


第一部 外縁部

第二章 「壁」とその影——境界地域のセキュリティ
アメリカにおける外縁部の境界セキュリティ—— 一九八六年〜二〇一六年
外縁部における境界づくりの傾向——網を拡大する
周辺における国家の再考
結論

第三章 一つの境界、二人の主権者?
越境協力I——アメリカとカナダ
越境協力II——アメリカとメキシコ(カリブ海諸国)
主権、セキュリティおよび領域性——隣人の再概念化
境界地域の市民権——素描
結論

第四章 境界共同管理、コスモポリタニズムと帝国の亡霊
グローバルな問題?
境界共同管理——規範上の懸念を比較考量する
結論


第二部 入国検問所

第五章 最小の警察官——ビッグデータ、セキュリティ、そしてアイデンティフィケーションをめぐる政治
アメリカの入国検問所における国境のセキュリティ——二〇〇一年〜二〇一六年
検問所セキュリティとアイデンティフィケーションをめぐる政治
ビッグデータと国家
ビッグデータと主体
結論

第六章 主権、セキュリティおよび信頼をめぐる政治
越境的なリスク評価I——トラスティド・トラベラーと情報共有
越境的なリスク評価II——国家間協力と共同配置
主権と信頼
共同の検問所——市民と外国人を考える
結論

第七章 デジタルの暗闇の中へ——データ、グローバルなファイヤーウォール、セキュリティの将来
グローバルな問題
規範的考察——グローバルなファイヤーウォールの導入
データとセキュリティの将来
結論

監訳者あとがき

  1. 1.[書籍]

9.11後、セキュリティの技術とビッグデータの進展は、国境の意味づけ、そしてあり方そのものを大きく変えた。我々はどのように国境を位置づけているのか、国境は個人や社会にどう影響するか、そして脅かされる人権や正義をどのように確保するべきなのか。多数の資料や取材、政治理論から示す国境論。

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