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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2021年11月08日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784000614955 |
| ページ数 | 320 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
序章 解体でみえる、最低生活保障の新たなかたち
1 パンデミックと「最後のセーフティネット」
2 誤解とマイナスイメージ
3 「必要な人」にどのくらい利用されているか
4 もう生活保護は解体して、出直したほうがいい
5 これまでの改革案──再構築の道筋は
第I章 生活保護という不思議な世界
1 生活保護とはどういうものか?
2 古い「貧困理解」と、生活保障としての不徹底
3 運営の二重原則
4 具体例で考えてみると
5 いくつかの謎──生活扶助の「加算」と住宅扶助基準
6 何が社会扶助の保障機能を弱めているか
第II章 国民皆保険・皆年金体制のなかの「低所得者対策」──もうひとつの「社会扶助」
1 社会保険と社会扶助
2 国民皆保険と「低所得者対策」
3 国民皆年金の保険料免除・軽減制度と福祉年金
4 「皆保険・皆年金」以外の低所得者対策
5 低所得基準と生活保護基準
第III章 解体・編みなおしの戦略と指針──「原理問題」を整理する
1 基礎的生活ニーズに着目して八つの扶助をグループ化する
2 原理問題(1) 保険と扶助の区別をどう考えるか
3 原理問題(2) 普遍と選別の多様性と「選別的普遍主義」
4 時代の変化に対応した制度に──その他の課題
第IV章 提案 どう解体し、どう溶け込ませるか
1 医療・介護サービスニーズの「標準」保障
2 住宅手当の新設
3 教育扶助の解体と子ども養育費の保障
4 高齢期・障害のあるときの生活扶助はどうするか
5 失業時の生活保障と就労支援──求職者支援制度の全面改定
6 多様な方法での最低生活保障を
終章 生活の「最低限」をどう決める
1 生活の「最低限」の意味と保障水準
2 唯一正しい最低生活費算定の方法があるわけではない
3 「資産ベース」の福祉へ──転換は可能か?
4 ベーシック・インカムのほうが早い?
参考文献
あとがき
仕事のあと、ベンチで眠る生活をおくる人。夫に先立たれ、年金だけではやりくりできない人。私たちの「セーフティネット」は、本当に機能しているのだろうか? 生活保護をめぐる俗論、誤解を退け、先のみえない時代の「最低生活保障」のありかたを大胆に構想する。困ったときには、誰もが「使える」「頼れる」制度に——。

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