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江戸遊民の擾乱 転換期日本の民衆文化と権力

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フォーマット 書籍
発売日 2021年08月23日
国内/輸入 国内
出版社岩波書店
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784000223119
ページ数 382
判型 A5

構成数 : 1枚

日本語版によせて

序 章

第1章 包摂の戦略とそのアポリア
はじめに
1 徳川幕府のイデオロギー——新たな社会秩序のなかで身体を構想する
2 都市の空間と異種混合
3 初期徳川時代における権力の両義性と意図せざる歴史的展開
4 アノマリーなるものたち
5 感性の構造——浮世と中間的存在
おわりに

第2章 後期徳川文化におけるパロディと歴史
はじめに
1 貨幣、パロディ、新しい社会空間の生産
2 テクストと批評
3 パロディと表象空間
4 変革行為としての遊び
5 相対主義とフェティシズムとしてのパロディ
おわりに

第3章 コミック・リアリズム——転倒の戦略
はじめに
1 パロディの一形式としての滑稽あるいはコミック・リアリズム
2 転倒というテクネー——うがち、嘲り、あるいは辛辣な告発
3 うがちを演じる身体
4 江戸民衆文化における笑いとその象徴的意味
おわりに——コミック・リアリズムの能力とその意義

第4章 グロテスク・リアリズム——カオスの戦略
はじめに
1 「異様」「奇怪」あるいはグロテスクという概念
2 人間性の新たなビジョン
3 グロテスクなものの場所
4 カオス世界の表象
おわりに——グロテスク・リアリズムの潜在力とその意義

第5章 近代化する日本と身体の変容
はじめに
1 新しい身体政治
2 身体としての「風俗」
3 権力の新形態、新たな主体
おわりに

補章——歴史的叙述と本書の理論的視座


訳者あとがき(本橋哲也)

文献一覧
索 引

  1. 1.[書籍]

大都市江戸で花開いた多彩な民衆文化を、徳川幕府は躍起になって統制しようと試み続けた。それはなぜなのか。為政者たちが恐れた「跳梁する身体」をめぐる政治的・文化的せめぎあいの様相を、歌舞伎・浄瑠璃・戯作・浮世絵・見世物などの具体的事例に即して、文化史研究をふまえた視角から鮮やかに読み解く。江戸から明治にいたる近代転換期の歴史像への斬新なアプローチ。

作品の情報

メイン
著者: 平野克弥
訳者: 本橋哲也

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