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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2021年05月07日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 名古屋大学出版会 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784815810238 |
| ページ数 | 438 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
はじめに
第1章 毛沢東の哲学と思想
――「矛盾論」と「実践論」の落とし穴
1 「矛盾論」と「実践論」の構造
2 毛沢東哲学の実用性
3 毛沢東の哲学と思想に対する評価
4 毛沢東哲学の落とし穴――私の解釈
第2章 毛沢東と魯迅
――もし魯迅が革命後も中国にいたら?
1 梁漱溟に激怒する毛沢東
2 胡風事件
3 魯迅と毛沢東
第3章 階級闘争論と大衆路線
――毛沢東の「マルクス主義」
1 革命闘争と階級――毛沢東初期階級概念の特色
2 革命後の階級概念の変化
3 土地改革と階級区分
4 大衆、人民、大衆路線
5 階級闘争と暴力
第4章 反右派闘争の展開と結末
1 反右派闘争前史――百花斉放・百家争鳴
2 闘争の開始
3 闘争の結末
4 反右派闘争をどう見るか
第5章 大躍進と大飢餓
1 大躍進政策の誕生
2 人民公社政策の展開
3 大飢饉・飢餓――犠牲者の数
4 大飢饉・飢餓――そのメカニズム
5 大躍進とは何だったのか
第6章 彭徳懐の悲劇
――廬山会議とその結末
1 大躍進政策の転換
2 廬山会議――彭徳懐の意見書
3 毛沢東の彭徳懐批判
4 彭徳懐の末路
5 彭徳懐の悲劇をどう見るか
第7章 毛沢東の政治経済学
――「矛盾の経済学」を解剖する
1 毛沢東の政治経済学の特徴
2 毛沢東の経済目標
3 鄧小平の経済学
4 毛沢東の政治経済学をどう評価するか
第8章 文化大革命と毛沢東
1 七千人大会
2 社会主義教育運動
3 文革の発動と拡大――そのメカニズム
4 文革の悲劇――その規模と残虐さ
5 文革の評価――文革とは何だったのか
第9章 毛沢東と周恩来
1 建国前の毛・周関係
2 建国後の毛・周関係
3 周恩来をどう評価するか
第10章 毛沢東をめぐる女性たち
1 楊開慧と賀子珍
2 江青
3 張玉鳳
4 毛沢東の情事
5 毛沢東の女性観
終 章 毛沢東をどう評価すべきか
1 宗教としてのマルクス主義、教祖としての毛沢東
2 毛沢東が現代中国に遺したもの
3 毛沢東の性格について
結びに代えて――毛沢東をどう評価するか
注
あとがき
参考文献
図表一覧
事項索引
人名索引
その男は中国に何をもたらしたのか――。大躍進政策や文化大革命によって大量の犠牲者を出しながら、現在なお大陸で英雄視される稀代の指導者。「秦の始皇帝+マルクス」とも言われる、その思想と行動を冷静かつ大胆に分析。中国経済研究をリードしてきた碩学が、現代中国の核心に迫る。

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