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画一化する授業からの自律 スタンダード化・ICT化を超えて

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フォーマット 書籍
発売日 2021年09月30日
国内/輸入 国内
出版社学文社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784762031083
ページ数 208
判型 A5

構成数 : 1枚

第1章 教育の画一化の現在と教育実践
1 はじめに / 2 画一教育の批判から始まった戦後教育 / 3 画一化の分類と内容
/ 4 TALIS2018データが示す日本の画一的教育 / 5 国家レベルの画一化の相
/ 6 地域レベルの画一化の相 / 7 学校と教員による画一化 / 8 画一化との抗争

第2章 教育のスタンダード化と教員指標の画一化
1 教育のスタンダード化の始まり / 2 教育活動のスタンダードの二つのタイプ
/ 3 項目数が増える理由 / 4 単線的教師人生を描く指標 / 5 特定手法の特権化
/ 6 教員指標の解体再編

第3章 授業のスタンダード化と画一化
1 学び合いの隆盛の影 / 2 授業方法の時代性 / 3 授業スタンダードの設定動向
/ 4 授業スタンダードの四つの問題

第4章 アクティブ・ラーニングの画一化と再生
1 揺れるALの概念規定と理解の変化 / 2 ALの実際 / 3 ワークショップ的授業をみるまなざし
/ 4 きちんと柔軟なディベートへ / 5 協同学習・学習集団・学びの共同体
/ 6 画一化したALから抜け出す / 7 教材研究の縮小と権威依存の転換

第5章 真性の探究学習へ
1 勉強しすぎる子どもという発信から / 2 探究学習のもたらすもう一つの時間の問題
/ 3 探究学習へのシフト / 4 問題解決学習と探究学習 / 5 探究になぜシフトするのか
/ 6 資質・能力形成論の既知と未知 / 7 三つの歪んだ探究学習
/ 8 偽装の多面的・多角的話し合い
/ 9 実在に触れ本当の問いへ

第6章 感染症と教育課程の組替とオンライン教育
1 休校の「お願い」の問題点 / 2 子どもの生活とストレス / 3 休校下の「学校教育」
/ 4 休校下の遠隔教育 / 5 再開後の学びの貧困化 / 6 教育課程再編の在り方

第7章 ICT化によるオンライン授業の不可能性
1 GIGAスクール推進に動員中 / 2 オンライン授業のできることできないこと
/ 3 オンライン授業の基本的問題点 / 4 オンライン教育の原理的不能性の直視

第8章 AIと個別最適な学びの不可能性
1 学校のICTの動向 / 2 ICTの利活用権限の問題 / 3 「個別最適な学び」の定義にみる難題
/ 4 デジタルコンテンツの可能性とAIの原理的弱点 / 5 個別最適な学びとICT化の配置を変える
/ 6 教師の自律と授業の場所へ

第9章 韓国の教師調査から自律する教師を考える
1 はじめに / 2 インタビュー調査の目的 / 3 調査の方法 / 4 教育理論と向きあう小学校教師
/ 5 子どもの変化から授業をかえる中学校教師 / 6 地域と子どもをつなぐ高校教師
/ 7 インタビュー結果の考察

第10章 同化としてのアイデンティティから対象との関係選択へ
1 社会的同化圧力 / 2 内への集中 / 3 アイデンティティ概念について
/ 4 私の物語の構築過程について / 5 自己物語の再構築の試みについて
/ 6 集合的アイデンティティの再構築とまとめ / 7 追記

終 章 今をまなざす自律的教師

  1. 1.[書籍]

教育の画一化が、スタンダート化、そしてコロナ禍による
急速な学校のICT化の下で拡大する事態に警鐘を鳴らす。

アクティブ・ラーニング、探究学習、問題解決学習すら定型化させてしまう
学校教育の画一化の仕組みをあばき、
GIGAスクール構想に対応したICT化とオンライン授業の抱える不可能性を
教育方法学の見知からまなざす。
対して、教師の自律性を教育内容・教材の価値の発見と子どもとの応答の中で
発揮することの重要性を論じる。
デジタル化の進む社会に緊急提言。

作品の情報

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著者: 子安潤

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