Rock/Pop
CDアルバム

ブレイヴ

5.0

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フォーマット CDアルバム
発売日 1998年06月24日
国内/輸入 国内
レーベルUNIVERSAL MUSIC
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 TOCP-3429
SKU 4988006752849

構成数 : 1枚

  1. 1.[CDアルバム]
    1. 1.
      沈黙の橋

      アーティスト: Marillion

    2. 2.
      嘘まみれの世の中で

      アーティスト: Marillion

    3. 3.
      ランナウェイ

      アーティスト: Marillion

    4. 4.
      永遠の逃避行;(1)ウェイヴ|(2)狂気|(3)阿片窟|(4)ザ・スライド|(5)スタンディング・イン・ザ・スウィング

      アーティスト: Marillion

    5. 5.
      ハード・アズ・ラヴ

      アーティスト: Marillion

    6. 6.
      ザ・ハロウ・マン

      アーティスト: Marillion

    7. 7.
      孤独な贅沢三昧;(1)手を洗え

      アーティスト: Marillion

    8. 8.
      ペーパー・ライズ

      アーティスト: Marillion

    9. 9.
      ブレイヴ

      アーティスト: Marillion

    10. 10.
      ザ・グレイト・エスケイプ;(1)最期|(2)フォーリン・フロム・ザ・ムーン

      アーティスト: Marillion

    11. 11.
      メイド・アゲイン

      アーティスト: Marillion

作品の情報

メンバーズレビュー

1件のレビューがあります
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現代的なサウンドのコンセプト・アルバム。

 イギリスのロック・バンド、マリリオンが1994年に発表したコンセプト・アルバム (7作目)。柔らかい中に芯の強さを備えた2代目ヴォーカル:スティーヴ・ホガース加入後を「後期」と呼ぶのだが、これはその後期の代表作である。
 イギリスの高速道路「M4」の橋の下で記憶を失い、錯乱した少女が発見された。この少女の情報を求めるラジオ放送を運転中に聞いたSteve Hogarth(vo)は、非常にショックを受けたと言う。「一体、今の社会で何が起きているのだろう?」そうしてこの実話を元に彼は詞を書き始めた…。初めは2、3曲のつもりだったそうだが、書いていくうちに、それはアルバム全体に及ぶ壮大な叙情詩となって行く。

 「無味乾燥なTV、垂れ流しの化学物質、学校ではいつも型に押し込まれていた…そんな世の中に慣れなくては!」と歌う “Living with the Big Lie”、「家に連れ戻された時、泣いたかい? 逃亡者…仕方ないね」と歌う “Runaway”、徐々に自分を失って壊れていく主人公の叫びを「Tell me I'm mad!」という言葉に込めた12分の大作 “Goodbye to All That” など、現代的なタッチのメロディーと、絡み合う効果音の中、シリアスかつ悲痛な詞が駆けめぐる。
 終盤、“The Great Escape” で逃避行のクライマックスを迎えたストーリーは、最後に “Made Again”(=生まれ変わる)で、ひとつの「救い」に到達する。アルバム中唯一の優しいナンバーであるこの “Made Again” のメロディーはとても美しく、主人公は朝の光の中で「希望」という新しい自分を見出すのだ。

 現代社会を「音楽」で見事に表現しきった素晴らしい作品で、自分はこれを超すアルバムは出てこないのではないか? とさえ思っている。番組の主題歌や、CM音楽には全く使えないタイプの音楽であるが、これがヒットチャートのトップ10に食い込んでくる所に、イギリスのシーンの奥深さを感じる。
 詞も、メロディーも、アレンジも、どこから聞いても素晴らしく、大作であるにも関わらず、無駄な展開が殆どない。ちょっと信じられないアルバムである。
2024/06/16 E_L_E_G_Yさん
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